Hard Offのジャンクコーナーに時々MacBookがおいてある。一体何がジャンクなのだろうか?と考える人もいるかも知れない。このエントリーではMacBookのジャンクの切り分け方について説明する。
まず基本知識としてMacのOSライセンスはハードウェアに紐づいているので実質無料であるという点を抑えておきたい。このため起動するMacがあればOSの心配はしなくていい。
MacBook Pro Mid 2009
最初のMacBook Proは「通電しない」というラベルが付いていた。ACアダプターを持っていって接続したところランプがオレンジに変わったので電源が生きていて・バッテリーが使える事がわかった。ただしアダプターを付けないと起動できない状態だったのでACアダプターを持ってゆかなければ通電状態はわからない。
通電しないMacBookは基盤についている細かな部品を交換する必要があるものが多いので購入はオススメしない。しかし起動できるMacBookは必要な部材を入れるだけで修繕できるケースが多い。
症状は5秒に1度のビープなのだが、これはメモリが入っていないというエラーだ。
DDR3 SODIM 4GBx2(これは1500円程度で手に入る)
OS 10.5など古いOSで使う場合は2.5inch HDD
OS 10.12(High Sierra)などで使う場合は2.5inch SSD
MagSafeACアダプター
後は手持ちのプラスドライバーで開けて作業ができる。より慎重を期すならばEFIロックがかかっていないこと、アカウントでロックがかかっていないことが確認したいので外付けHDDドライブなどを持参で起動テストしてみるといいかもしれないが、そもそもメモリが入っていない場合は起動できないので、このあたりは3300円ギャンブルになる。
このマシンはグラフィックマシンとしてOS 10.5.8で運用することにした。手持ちの外付けチューナーを使うとテレビ・録画機としても利用できる。
MacBook Pro Mid 2010
次のMacBookはバッテリーが欲しかったときに物色したものだった。ACアダプター無しで5秒に1回のビープ音がなるのでバッテリーが生きていることがわかった。このMacを購入したのはバッテリーが2200円で買いたかったからである。なのでこれ起動するかなどは確認しなかった。
ところがこのモデルはMid 2010だった。ロックなども入らずそのままあっさり起動してしまう。しばらく考えてHigh Sierraでそのまま使うことにした。本来ならばSSD化したいところだがハードディスク運用している。このマシンは結局楽器になった。GaragebandをダウンロードしてきてジャンクのMIDI機材を組み合わせると簡単な作曲ができる。
DDR3 SODIM 4GBx2(これは1500円程度で手に入る)
OS 10.5など古いOSで使う場合は2.5inch HDD
OS 10.12(High Sierra)などで使う場合は2.5inch SSD
MacBook Air Early 2015
最後のMacBookはMacBook Airである。軌道はするがOSが見つからないと言うエラーが出る。SSDが抜かれているようだ。メモリはオンボードなので起動には問題がない。外付けのHDDドライブを持参のうえで確認するとインストーラーまではたどり着いた。価格は4400円である。
この時点で「どうしようかなあ」と思ったのだが、決め手はアダプターだった。MagSafe2アダプターなのだがたまたま60W版がジャンクボックスにあった。
他のMacBookを起動するのに使っているHDDを外付けにして起動してみるシステムまでは起動する。
問題は内蔵のSSDだがPayPayのフリマで1980円のMac純正SSDが売られていたので例に取りよせてみることにした。これでダメだったら外付けSSDで運用するかもしれない。
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