SwitchBotのミニハブとスマートプラグを設定して設置した。しばらくは機嫌よく動いていたのだが数時間経つと操作できなくなった。どうもミニハブのネット接続ができなくなってしまったようだ。原因はおそらくネットワークにありそうだ。ルーターが処理しきれなくなってしまったのだろう。ルーターをリスタートしたところ接続できたのだが処理を分散させることにした。更にしばらく機嫌よく使っていたのだが今度はスマートプラグが切れることが増えた。メッシュ技術の弊害のようである。今度はSSIDを分離することにした。
目次

2.4Ghz帯は意外と混雑している
知らず知らずのうちに2.4Ghz帯にたくさんのIoT機器が接続されてしまうことがある。あまりにも増えすぎてしまうとキャパオーバーになり接続が切れてしまうようだ。
Wi-Fiルーターを分散させる
最初の構成は次のようになっていた。次々と新しい機器を導入したために処理が追いつかなくなってしまったようだ。この他にスピーカーの音を飛ばすためのAirPlay技術を使ったりすると接続が不安定になる。

そこで2.4Ghz帯対応製品のWi-Fi電波を分散させることにした。
SwitchBot Hub MiniをAirMac Express 801.11n 2nd Genに割り振った。この時にAirMac Expressを「ルーターモード」ではなく「ブリッッジモード」にする必要がある。インターネットと接続してSwitchBotのサーバーに接続できないとリモコンの操作ができなくなってしまう。


スピーカーを接続しているAirMac Express801.11gも専用のSSIDを作って接続してやらないと接続が不安定になることがあった。
メッシュ特有の問題に遭遇した
さらに構成を見直した。Appleの通信機器を2つにしてメッシュ構成にしたのだ。Appleのワイヤレス拡張というサービスが使える。このどちらの機器も同じSSIDを共有していてユーザーはどちらに接続したのかを意識しないで済むようになっている。Airmac Express3とAirmac Extremeからそれぞれ2.4Ghzと5Ghzの電波が出ている。つまり4つの電波をあたかも一つのSSIDであるかのように使える。

ところがここでメッシュ特有の問題に遭遇した。AppleのWi-Fi機器は2.4Ghzと5Ghzで同じSSIDを使うことができる。2.4Ghzのほうが遠くに届くが混線や電子レンジの電波に弱い。5Ghzは高速だが遠くまで届かない。なのでAppleが適切にどちらで接続させるかを決めている。
しかしSwitchbotは比較的古いIoT接続のため5Ghzに接続しにゆこうとすると接続が切れてしまう。このため2.4Ghzのネットワーク名とは別に5Ghzのネットワーク名を作らなければならない。これをやらないとストリーミングサービス(ChromeCast with GoogleTVなど)が5Ghz帯に入り込みSwitchbotが押し出されたりするようだ。そこで5Ghzのネットワークを分けることにした。

Buffaloではどう設定するか?
しかしAppleはもうWi-Fi機器を作らなくなってしまった。現在はEasy Meshと呼ばれるオープン規格を使うのが普通だ。
Buffalo製品にもEasy Meshという仕組みがある。例えばこの2つの製品はルーターまたは中継機が2つセットになっている。これを家のに2つの場所に置いて電波の届かないところを無くす仕組みである。2.4Ghz帯はノイズに弱いためこうしておけば電波が切れにくくなるという利点がある。しかしSwtichbotの製品は古いWi-Fi技術を使っているため間違えて5Ghz帯につなぎに行ってしまう可能性がある。これを防ぐためにはバンドステアリング Liteを無効化しなければならない。
NECのAtermはメッシュとバンドステアリングを区別して運用できない製品がある
今回は家のWi-Fiに死角をなくしつつIoT家電を安定して接続するためにメッシュを使いつつなおかつ2.4Ghz帯と5Ghz帯を分離して使うという使い方を提案している。ところがAtermの中にはメッシュとバンドステアリングが独立運用できないものがあるという。つまりNECのAtermはあまりIoT家電の運用には向かないようだ。
Google Nest WiFi / Google WiFiは古いIoT製品と共存できない
さらにGoogle Nest WiFi / Google WiFiは最新鋭のシステムを構築できるのが魅力なのだが、2.4Ghzと5Ghzを分離できないという。このため設定に苦労しているユーザーが多いという報告があるという。
まとめ
- SSIDが複数割り当てられる場合には新しいSSIDを作って処理を分散する。
- それでも状況が改善しない場合には新しいルーターを買ってくる。新しいルーターは必ず「ブリッジモード」にして利用すること。
- メッシュ機能を使うと家の電波の死角にもWi-Fiの電波を届けることができる。Baffaloは使いやすいがNECのAtermやGoogle Nest WiFiはあまりこうした運用に向いていない。
Switchbotプラグには一部不具合のある製品も
この他に短期間でオンオフを繰り返すようになったという報告もある。実は過去にリコールが発生しているそうだ。これは単純に故障なのでメーカーに問い合わせてみたほうがいい。
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