もうじきWindows10のサポートが終わるそうだ。当方はMacユーザーなのでそもそもどのWinodwsPCが売れ筋なのかがわからない。そこでいろいろなYouTubeを見ていたのだが「Microsoft Surfaceの人気が高まっている」という動画を見つけた。しかしメリットとデメリットがあるのだという。動かないアプリがあるというのだ。
「軽いは正義」がSurfaceが人気の理由
一体どういう事?と思い調べてみることにした。キーワードはARMとSnapdragonだ
調べてみるとたしかにわかりにくい。Amazonのランキングは整備品が混じっている。Macであれば大体のことはわかっているので「整備品であっても安ければ限界を知ったうえで利用する」ことができる。しかしWindowsについては素人なので何を選んでいいかわからない。
Amazon整備品はしばらく待ったほうがいいのかも
さらにマイクロソフトが出品しているものとそうでないものが混じっている。そこで今度は人気のPCランキングを見てみた。整備品は除いて考えることにする。
マイクロソフトがハード要件を迂回したWindows11(CPUが第8世代よりまえのもの)のインストールに制限を加えるという情報がある。未確定だが素人には対応できそうにない。噂の根拠になっているのがMicosoftの「重要: 更新日: 2024 年 12 月 12 日」というお知らせだ。「巷で色々やっているのは知っていますが責任は取れませんよ」ということなのだろう。
Windows 11システム要件を満たしていないデバイスにWindows 11をインストールした場合は、すぐにWindows 10にロールバックすることをお勧めします。
最小システム要件を満たしていないデバイスのWindows 11
2025年2月17日時点のランキングは次のようになっている。
Amazon売れ筋はMacBook AirとChromeBookだった!
ということでなぜか売れているのはMacBook Airだった。ブランド力があり高くても新製品が売れてゆくのだろう。「軽いは正義」という価値観が広まっていることがわかる。また廉価版としてはChrombookが入っている。こんな低スペックで動くのかと思われるかもしれないが軽いOSなのでこれで十分だ。このように軽くてスタイリッシュなPCと低価格路線の二極化が進んでいることがわかる。
第5位:MacBook Air M2 2022 13inch 8GB/256GB
第7位:MacBook Air M3 2024 13inch 16GB/256GB
第14位:Lenovo Chromebook Celeron N4500 4GB/64GB
第19位:Surface Laptop Go 3 / Office H&B 2021 第12世代 Core-i5 8GB/128GB
第20位:Lenovo Chromebook Intel N100 4GB/64GB
第24位:MacBook Air 2022 13inch 16GB/256GB
しかし、大学の授業で推奨するアプリケーションはWindows版が多いのだろうからAppleの製品やChromebookと言った非Windows系のOSでは少し不安が残る。さらにMacを選択してしまうと「MS Office」を別に買わなければならないという問題もでてくるだろう。
Window機ならSurfaceの人気は高いのだが……
これを踏まえてMicrosoftのAmazon特設サイトを見てみよう。
さてここで気になる情報がある。Macは現在Intel版とアップリシリコン版が出ている。CPU(AppleシリコンはSoCという)が違うので本来はソフトウェアが別々なのだが様々な通訳の仕組みがあるのだという。
実はこれと同じことがWindowsPCでも起きている。
例えば広島大学はこう書いている。ARM版Windowsというものがあるようだ。だがメーカーのページを見てもARM版Windows搭載とは書かれていない。代わりにSnapdragonと書かれている。なお情報は2024年12月26日のもの。MacBookも「別にアプリを買う必要がありますよ」と書かれており注意が必要だ。
ノートパソコンの必携化について(広島大学)
- Windows10 は 2025 年 10 月 14 日がサポート終了期限のため,サポート終了までにWindodws11 へのアップグレードが必要になります。Windows11 に対応したパソコンであれば,本学が契約する包括ライセンスの利用により無償で OS のアップグレードができます。
- ARM版Windowsは,一部のWindowsアプリケーションが動作しない場合があります。あらかじめ,搭載されているCPUとOS,使用予定のアプリケーションの対応状況等を確認してください。
- Mac端末でWindowsアプリケーションを使用するには,利用者自身で別途ソフトウェアやライセンスを購入・導入する必要があることに加え,一部のWindowsアプリケーションが動作しない場合があります。
Surfaceの最新機種にはSnapdragonというSoCが使われている。CPUとSoCは厳密には違うものだがとりあえず同じことを言っていると理解して良い。
実はWindowsにはIntel/AMDバージョンとArmバージョンがある
このSnapdragon版では一部のアプリケーションが動かないため「Snapdragonが入ったものを買うな」と注意喚起をしているところもあるという。
理系や建築学部など専用ソフトを使う学部では注意が必要。また、Adobeの対応も遅れているためデザイン系の人も注意が必要になる。
- Snapdragon Xで旧アプリやゲームはどのぐらい動く?Surfaceで検証してみた(PC Watch)
- WindowsのAI PC「Copilot+ PC」に搭載されているSnapdragon XではAdobeソフトやフォートナイトなどのゲームアプリが正常に動作しないことが明らかに(Gigazine)
Macbook Airが人気を集めているところを見るとiPhoneのブランド力と持ち運びに優れた軽いノートパソコンに人気が集まっている。ただ、残念ながらAppleはタッチスクリーンには慎重な姿勢でスマホに慣れた人にはやや不満が残る。そこでOfficeが最初からついているSurfaceに注目が集まるのかもしれない。
「大学生おすすめパソコンページ」はSnapdragonについて説明していない
スタイリッシュな外見を優先する学生(文化系)はおそらくMacBook AirやSurfaceのモデルを選択するのはアリだと思うのだが、専門的なソフトを使う予定がある人は学校のガイドを参考に慎重にノートパソコンを選んだほうが良さそうだ。
この文章を書くために「大学生向けおすすめパソコン」のページを見てみたがそもそもSnapdragonについて説明していないところが多かった。おそらく文化系学生には問題がでないのだろうが必ずしもすべての学生に問題がでないというわけでもなさそうだ。
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