1円で落札したMacBook aluminium Late 2008の再整備が終わった。かかった費用は本体代1円の他に、輸送費1100円、アダプター2700円、メモリ550円だった。グラフィック機・写真撮影・テレビ視聴ができるようになった。
最初は1円Macなので動作確認だけしたらコレクションしようと思ったのだが、ユニボディーをみていて「これはかっこいいなあ」と思ってしまった。どんどん欲が出て「とりあえず使えるようにしておこう」と思ったのだ。
まず最初に掃除をした。裏蓋がなかったのでHDDをインストールしてからビニールテープとベニア板で裏蓋を作成した。またガラスカバーがなく縁がむき出しになっていたのでマスキングテープでカバーした。
OS10..5はディスクが必要で、OS10.11以降は新しいMacが必要
OS10.5は動いているMacからCarbon Copy Clonerでコピーして持ってきた。DVDドライブは生きているのでHDDへのインストールはできると思うのだが試していない。
次にOS 10.11(El Capitan)のインストールをした。現在はHigh SierraなどのOSのあるMacでインストーラーを作ってからインストールする方法でしかOSインストールができないようだ。色々なWebサイトには実に様々なやり方が書いてあるが、現在はAppleの公式サイトに書いてあるこのやり方でしかセットアップできない。
例えばBig Surのインストーラーを作るためにはBig Surマシンを持っていなければならないし、High SierraのインストーラーはHigh Sierra以上のマシンを持っていなければならない。つまりヤフオクでOSなしのMacを買うとセットアップにUSBドライブとMacが一台どうしても必要になるのだ。これから買う人は覚えておくといいと思う。
Canonカメラのリモート撮影からレタッチまで
EOS Kiss Digital X4を使ったリモート撮影ができるようになった。これで撮影からレタッチまでの一通りの作業ができる。
テレビ視聴・DVD視聴
また以前購入していたM2TVが再び使えるようになった。アプリケーションを32ビットで起動しないと使えないという癖のあるハードウェアである。おそらくこの古いタイプに対応したソフトウェアの64ビット対応は予定されていないのだろう。ただし連続使用していると熱くなりそうなので怖くて長時間使う気持ちには今はなれない。
アンテナ線をつないでおく必要がありデスクトップのような不思議な使用感になる。DVDドライブも一応生きているのでやる気になればDVDの視聴もできるのだが、最近は映画をDVDで見るという機会は減ってしまった。
分解するときにスピーカーのコネクターをつなぎわすれていたらしい。なんだこんな音かとがっかりしたのだがメモリを入れ替えるために蓋を開けたところ意外と良い音で鳴るようになりびっくりした。テーブルの天板を響かせるような設計になっているので音はあまり期待できない。
メモリは3GBにした。この機種はDDR3 1066MHz (PC3-8500)を使うのだがハードオフにはなぜかDDR3 1333MHz (PC3-10600)ばかりが置いてあった。2GBのものを探して入れ替えた。Leopardだと3GBで十分な気がする。
純正のACアダプター
これまで非純正のアダプターを使っていたのだが、安定的に電力を供給しなくなりついにはマシンが落ちる事態が頻発したので、今回は怖くなって純正のものをヤフオクで落としてきた。なぜか単体で買っても、まとめて5つセットを買っても相場は2000円強+運送代らしい。5つセットを手に入れた。
古いアダプターでは時々落ちていたので「欠陥品をつかまされたのでは?」と思ったのだがアダプターを変えて安定的に使えるようになりよかったと思う。
不具合
まず裏蓋がついていない。持ち運びなどで動かすとHDDがずれてしまう可能性があると思う。液晶のガラス蓋もない。また、カメラモジュールが抜かれていて、Bluetoothモジュールが壊れているようだ。
他のMacBookとの比較
MacBook Late 2006ポリカーボネートモデル
実はOS10.5レベルではあまり違いがない。ただこのモデルは10.7までしか上げられないので現在のブラウザー(Chromeなど)を使ったウェブブラウジングなどはできないと思った方がいい。Macbook aluminium 2008はEl Capitanまで上げられるからである。
またメモリがDDR2という旧式のものを使っている。
さらにAppleはこの世代のドキュメントをきちんと公開していないようで細かな技術情報がよくわからない。
MacBook Air Late 2010
MacBook Air Late 2010は携帯性がウリである。電池を入れ替えて使用してる。速度は1.4Ghzとかなり遅いのだが実はそれほど気にならない。ただ、画面が小さいのでこれでグラフィックデザインの作業などをやる気にはなれない。
薄くてかっこいいのが特徴なのだが、その分性能が犠牲になっている。ちなみにメモリの増設はできずSSDも交換しようと思えば交換できるのだがかなり高くつく。つまりセカンド機として余裕がある人は買ってくださいという想定のマシンなのである。当時の発売価格はこのモデルで88,800円だったそうだ。ちなみにMacBook Late 2008は184,800円だったので「1円Mac」を見つけた時の衝撃はおわかりいただけるだろうというものである。
ちなみにCPUスコアをPassmarkで拾ってくるとこんな感じになり、同じCore 2 Duoでもかなり性能に差があることがわかる。実は4年前に作られた廉価版のモデルよりも遅い(が消費電力は低い)CPUを使っている。消費電力は低いのだが、やはりそこはMacなので電池の持ちはあまり良くない。4時間くらい使っていると充電が必要になる
- Late 2006 : Intel Core2 Duo T5600 @ 1.83GHz – 634
- Late 2008 :Intel Core2 Duo T8300 @ 2.40GHz – 900
- MacBook Air Late 2010 : Intel Core2 Duo SU9400 @ 1.40GHz – 535
My Gadget MacBook Collection
High Sierraまで上げられるモデル。処理速度は早くないがとにかく軽くて電池の持ちが良いのでちょっとしたワープロ作業や持ち運びには便利かもしれない。電池が膨れた状態で格安入手した。電池を入れ替えて使えるようにした。ただし画面は小さい。
ポリカーボネートモデルの最終盤。過去のA1181と共通の部品を使って修理が可能。El CapitanまでOSがあげられるので、ぎりぎりネットやiCloudに接続して利用できる。3台のジャンクを2,400円で購入し使える部品を集めて再編成した。最後に電池を購入して装着してある。
グラフィック性能が向上したアルミニウムユニボディモデルの元祖。El Capitanまでアップグレード可能。1円で落札して使えるようにしたがフロントガラスがなくカメラも抜かれていた。現在グラフィック機として現役稼働している。
この世代まではLionまでしか上げられない。PowerPC時代のソフトが使えるOS 10.5環境の保全などに最適。キーボードコネクタが破損しているため、ロジックボードから直接ブートする。コネクタケーブルを中国から輸入したがスイッチ以外は動くようにならなかった。
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