EOS Kissシリーズ：EOS Kiss Digital, EOS Kiss X4とEOS 10D

共通のレンズが使いまわせるためコスパのいいセット。ボディは手に入れやすいEOS Kiss Digitalからジャンクとしては比較的高価なX4など幅がある。

EOS 10D

EOS Kiss Digitalはエントリーモデル、10Dはハイアマチュアモデルということになっているそうなのだが、今のスタンダードではあまり違いがない。まずEOS 10Dが登場したことでアマチュアでもデジタル一眼レフが持てるようになりさらにEOS Kiss DIgitalで価格が半分近くまで下がったという順番のようだ。

液晶画面の小ささは少し不便に感じる。またこのモデルはMacと組み合わせて編集作業をするのが難しい。電池はEOS Kiss Digitalと同じものが使える。中途半端なスペックなので普通に使えるモデルがジャンクコーナーに寂しく置かれていたりする。

EOS Kiss Digital

最初の一台

2003年に発売されたEOS Kissのデジタル初号機。もともと高価だった一眼レフを「廉価」にしたものだそうだが、それでも12万円程度したそうだ。

レンズは付いておらず3,000円という価格で売りに出ていた。EFマウントという共通規格が使える。レンズはEF 28-80mm F3.5-5.6 III USMというレンズを買った。 もともと30,000円もするレンズ（それでも廉価版なのだそうだ……）が1,000円で売られていた。レンズの発売日は1995年で20年も前のレンズなのだ。

中古だとほぼ確実に電池がへたっているのだがBP-511は比較的入手しやすい。代替品がアマゾンなどで気軽に入手できた。

このカメラは液晶によるライブプレビューができない。ファインダーを覗いて絵を想像する。画素数も6.3メガピクセルしかない。

時代遅れのCFカードを使うため入手が困難。探し始めた当時は中古ショップでは見つからず近所の家電専門店にも5,000円くらいするものしかなかった。最近では安いものが手に入れられるようになった。

フィルムカメラのレンズを使っているせいもあるかもしれないがパラメータをsRBGを指定すると「作り込んでいないやさしい」写真が撮影できるなあ、などと思いながらカメラを楽しんでいた。

次の一台

最初に買ったものは荒っぽく取り扱ったので壊れてしまった。その後、望遠レンズや単焦点レンズなどを買い足して現在に至る。レンズは割と格安で手に入るのでジャンク遊びをするにはとても向いているカメラである。ただMacと組み合わせて編集作業をするのが非常に難しい。

この世代のカメラ（EOS Kiss DIgitall, 10D）でもMacから操作することができるのだが、昨日はかなり限定的だ。またCD-ROMによる配布だったためCD-ROMを持っていない人は自分で探してきて手に入れる必要がある。

古いMacを持っていればテザー撮影キットが組める

EOS Kiss X4

EOS Kiss Digitalと同じシステムが使えるがこの辺りから現在でも実用に耐えるレベルになっている。また動画撮影にも対応している。現在このカメラがメインカメラになっている。途中でリモコンを100円で手に入れた。このリモコンがないとセルフタイマー撮影が難しい。最初にピントを合わせてしまうのでシャッターを切ってからカメラの前に立ってもピントが合わないのだ。リモコンがあるとリモコンを押した後でピント合わせを試みるためようやく自撮り写真が撮れる。

明るいレンズで物撮り（小物撮影）に挑戦してみた

一部で神レンズという評判の（というより明るいレンズをこれしか持っていないのだが）でブツ撮りに挑戦してみた。晴れた日の昼間の窓際でカーテンで光を遮っている。つまり太陽光だけで補助光は一切使っていない。できるだけ光るものが良いのだろうということで手近にある光るものを適当に集めてみた。

最初の写真はf2.8のもの。黒いレンズのディテールがやや見えにくい。だがこれは画像編集ソフトの「シャドウ・ハイライト」で補正すると修正が可能だ。

ハードオフで探すとなかなか見つからずヤフオクなどで丁寧に探す必要があるのだが、割と手に入れやすい価格でオークションにかかっていることがある。ただし、これをEOS Kiss Digital(初代)で使おうとしたところERR 99がでてしまった。カメラの故障ではなくこのレンズとの相性があまり良くないようだ。

NIKONの高級コンデジと言われるF1.8が使えるP300と比較してみた。やはりセンサーサイズが大きいのできちんと後ろボケしてくれるという特性があるようだ。NIKON P300ではここまでの深度は得られない。一方でマイクロフォーサーズカメラLumix GF6はかなり成績が良かった。

Macと組み合わせてテザー撮影を楽しめる

スペック