Logicool K295をMacで使う

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また,Logicoolのキーボードを買ってきた。Logicool製品で揃えると管理が楽だからだ。だが、よく見るとMac対応と書いていない。しまった!失敗だ!と思った。

慌てる必要はない。元々Macは少数派で「Windowsのキーボードしか持っていない」という人が大勢いる。このため、OSレベルできちんとWindows版のキーボードに対応できるようになっている。特にMacMiniを持っている人はわざわざMac用にキーボードを買い替えない人も多い。もともとWindows機から乗り換えるために周辺機器をそのまま使えるようにしたのがMacMiniだからである。

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Logicool K295をMacで使えるように調整する

LogicoolにもMac対応キーボードはある。だが最も安いものが7,000円台のK780である。これはテンキー付きのマルチデバイスキーボードだ。「Macのユーザーは高くても買ってくれる」ということなのかもしれない。

だが心配しなくてもいい。そもそもMacはWindowsからの乗り換えを想定している。つまり、どうしてもカナキーと英数キーを使って言語を切り替えたいという人でもない限り無理して高いキーボードを買う必要はない。

ステップ1: 修飾キーの入れ替え

まず修飾キーを入れ替えよう。コントロールパネルのキーボードからキーボードタブを選ぶ。ここから[修飾キー]を選ぶと次のようなメニューが出てくる。OptionとCommandを入れ替える。WindowsにはOpitonという印字はなくaltという名前になっている。Commandキー(⌘)はWindowsマークになっている。

この設定をしてしまうと「Mac専用キーボードの設定も変わってしまうのでは?」と思う人がいるかもしれない。だが、キーボードごとに設定が変えられる。その辺りに抜かりはない。この画面では「キーボードを選択」と書かれている。

ステップ2: 日本語と英語の切り替え

次は言語の切り替えのやり方をマスターしよう。

同じくキーボードからショートカットを選び、入力ソースを選ぶ。ここは好みだが昔のMacの英字キーボードではスペースキーと隣にある⌘キーを同時に押して入力を切り替えていた。この昔風のやり方に慣れている人はalt+スペースで入力を切り替えることができる。なお[無変換][変換][カタカナひらがら/ローマ字]キーには使い道がなくOS標準ではキーアサインができない.。

Logicoolのキーボードに限ったことではないのだが、Windows対応のキーボードもこの操作で 使えるようになる。普段から[英数]と[かな]キーを使わずに文字入力切り替えができるようにしておくと良いかもしれない。

ちなみにK380K480などのMac対応のキーボードはこの辺りのセッティングを自動でやってくれる。このため[alt/⌘]というキーと[スタート/alt opt]というキーという印字がある。Mac対応キーボードでは英数キーとかなキーも利用できる。

WindowsキーボードとMacキーボードの違い

[delete][back][back Space]が違う

ちなみにWindowsキーボードとMacでは文字を削除するキーに違いがある。

  • Windowsキーボード:back spaceで文字を削除(カーソルの左側の文字を削除)
  • Macキーボード:deleteキーで文字を削除(カーソルの左側の文字を削除
  • Mac/Windows兼用キーボードにはbackキーとdelキーがある。カーソルの前を削除するか後を削除するかの違いがあるそうだ。ちなみに普段使うのはbackキーである。

ということでキーの表示にこだわらない人は気がつきもしないかもしれないが注意深い人ほど「あれどっちなんだっけ?」と悩むことがあるそうだ。

Logicool K295の特徴

Logicool K295は防水・耐水のキーボードだ。K270もそこそこ静かだがK295はそれにもまして静音性が高い。キーボードに穴が開いていて水がかかってもそこに抜ける仕組みになっている。「どれくらいのサイレントタッチなのか」と気になる人もいるかもしれない。さすがにわざと強く打つと音はするが、機械的なかちゃかちゃ音が抑えられている。「最近のMacに使われている薄型のキーボードはなんかイヤだ」「メカニカルな打鍵感が欲しい」という人は、昔ながらの打ち心地がありながら音もそこそこ静かなこのキーボードはうってつけなのではないかと思う。

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昔からの打ち心地が心地よいメンブレン式キーボード
しかも静音

サイレントではないK270/K275も売られているが価格の差はそれほどない。両方使ってみたが一度静音キーボードを使うと静音出ないキーボードの音が気になってしまうと感じた。ただデザインはほとんど違いがない。

LogicoolのK295とK270

またMK295というマウスとキーボードのセットもある。デスク周りのカラーコーディネートを揃えることができるが小降りのマウスはやや好みが分かれるところかもしれない。

ただしセット品の中にはレシーバーの組み合わせを変えられない非Unifyingレシーバーが付いた製品がある。Unifyingは対応する機器を変更できる。つまり、他にLogicoolの製品を持っていて一緒に使いたい場合に非Unifyingだと制限が出る場合がある。

K295はBluetoothには対応していないのでUnifying(ないし専用USB)レシーバーが必須。新品を買う場合には問題がないがもし中古品を買うときには家にレシーバーがあるか(6台まで接続可能)あるいは中古品にレシーバーが付いているかは必ず確認しよう。ハードオフのジャンクには意外とレシーバーなしが多い。

Unifyingと非Unifyingレシーバーの形式に注意

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また、このキーボードには「足が折れやすい」という持病がある。クリップの足を使って代替する裏技もあるが替え用の足が1000円程度で売られている。多分、足が折れたという人が大勢いるのだろう。ハードオフのジャンク売り場でも足の折れたキーボードが見つかることがある。

Macに使えるLogicoolキーボードの3種類を紹介

もちろんLogicoolはMacでも使えるキーボードを発売している。既に紹介したテンキー付きのK780の他にキーボードを二つご紹介する。iOSにも対応しているので「スマホの文字入力が苦手」という人はぜひ一台持っているといいかもしれない。どれも3台まで接続できるようになっている。LogicoolはMacユーザーはiPhoneやiPadなどのiOS機器とMacを組み合わせて使うという想定にしているのかもしれない。

Logicool Craft

Logicool Craftは、クリエイターやデザイナー向けに開発された高機能ワイヤレスキーボード。最大の特徴は左上にあるCrown(クラウン)」と呼ばれるダイヤル(ノブ)である。

このCrownは、Adobe PhotoshopやIllustrator、Microsoft Officeなどの対応アプリケーションで直感的な操作を可能にする。例えば、Photoshopでブラシサイズや不透明度を調整したり、Illustratorで線の太さを変えたり、Excelでグラフの種類を切り替えたりといった操作を、ダイヤルを回すだけで素早く正確に行える。

キーボード自体も、キートップが指先にフィットする球状にくぼんだデザインで、快適かつ静かなタイピングを実現している。手を近づけると点灯するスマートバックライトも搭載されているがバッテリー消費が早くなる。充電しながらでも使えるが頻繁な充電をしたくない人は切っておいたほうがいいかもしれない。

複数のデバイスとのペアリング(最大3台)や、USB-C充電、Logicool Flow対応など、機能面も充実しており、作業効率を劇的に向上させたいクリエイターには最適な選択肢となるだろう。直感的で高速な編集操作を求めるなら、Craftの購入を検討するべきだ。

Craftの後継機種(現行モデル)は、MX KeysおよびMX Keys Mini、そしてクリエイティブダイヤルを独立させたMX Master 3Sマウスなど、MXシリーズに機能が分散・進化していると言える。

実はCraftには明確な後継機種がない。Craftの核であった「Crown(クラウン)」ダイヤルをキーボードに直接統合した後継機が見当たらないのだ。

例えば、MX KeysはCraftと同様の球状にくぼんだキーデザインを採用し、快適で静かなタイピングとスマートバックライト機能を引き継いでいる。MX KeysとMX Master 3Sを組み合わせることで、マウスのサムホイール(親指ホイール)やカスタムボタンにクリエイティブ機能を割り当て、Craftの操作性に近い高度なカスタマイズと作業効率を実現できる。

つまり、ロジクールは「Crown」をキーボードに残すのではなく、フラッグシップのMX KeysキーボードMX Masterマウスの連携によってCraftが目指したクリエイター向けの統合的な操作環境を提供している。キーボード単体でのダイヤル機能にこだわらなければ、これらのMXシリーズの組み合わせが実質的な後継機だと考えて良い。

Logicool K380

Logicool K380の魅力は何と言ってもデスクに合わせて色を選ぶことができるところだ。カラーバリエーションにはオフホワイト、ローズ、ラベンダー、グレージュがある。M350というマウスには、ブルーベリー、オフホワイト、ローズ、ラベンダー、グレージュがある。Pebble2という新しいシリーズは性能とカラーリングが異なる。

デスクアクセサリの色を揃えられるK380

K350には切り替えボタンが付いているため三つまでのデバイスと組み合わせて使うことができる。3つのデバイスはiOSデバイスとMacを含めることが可能。Bluetooth Classic (3.0)に対応のため幅広いMacと利用可能である。

K350はBluetooth Low Energyテクノロジーを使っている。このため古いMacでは接続ができない。レシーバーとBluetoothの2つの接続ができるので古いMacの場合はUSBにレシーバーをつけておく必要がある。手元のMacで試したところMacMini 2010とiMac 2011ではBluetoothで接続できなかった。

さらに新しくK350sというシリーズが出た。2023年10月に発売されたPEBBLE KEYS 2 K380の特徴は以下の通り。

サイズやキーデザインはK380とほぼ同じだが、以下の点で機能が進化・向上している。

  • Logi Bolt対応: 従来のBluetoothに加え、Logi Bolt USBレシーバー(別売)にも対応し、より安定した接続オプションが増えたといえるが、旧他製品との混在には注意が必要になる。
  • 電池寿命の延長: 旧モデルの24か月から最長36か月に延びた。
  • F列キーのカスタマイズ: 専用アプリ「Logi Options+」を使って、F列キーの機能をカスタマイズできるようになった。
  • サステナビリティ: 再生プラスチックが使用され、環境への配慮がされている。

つまり、K380のコンパクトさやマルチデバイス機能をそのままに、接続安定性、電池寿命、ソフトウェアによる機能性を高めたのがK380sだ。

キータッチは静音だがキーが丸っこい独特の形をしているのでメカニカルキーボードに慣れた人はタッチが浅くボタンが狭いという印象を持つかもしれない。軽くて持ち運びに便利なのでカフェや図書館などで周りに迷惑をかけたくない人に向いている。専用のアプリLogicool Option+を使うと細かな調整ができるが、古いOS用のインストラーはもう配布されていない。Mac用の設定自体は自動でやってくれるのでLogicool Options+ がなくても利用できる。

K780とK380は対応マウス(MXは対応しておらずMX2からの対応になる)を持っていればFlowを使って2台のMacを同時に操作できる。

Logicool K480

Logicool K480はK380と同じように3つのデバイスと組み合わせて使うことができるが、iPadと一緒に利用することを想定しているためやや重さがある。このようにしないと旧型のiPadを安定て立てかけて置けないためだ。

iPadを立てて使うことができるがキータッチが若干おもちゃっぽいK480

キーはややおもちゃっぽく静音でもない。iPhoneのキー入力が苦手だがあまり使う機会がないというような人は1台持っておくと便利かもしれない。

専用のアプリLogicool Option+を使うと細かな調整ができるが、古いOS用のインストラーはもう配布されていない。Mac用の設定自体は自動でやってくれるのでLogicool Option+ がなくても利用できる。

Macで使えるLogicool製のキーボードとLogicool Flow

Mac専用品のキーボードを導入する理由があるとすれば、それはマルチデバイス接続とLogicool Flowだろう。設定をしておくとマウスのキーボードを動かすだけでキーボードも自動で接続の切り替えができるようになっている。ただし画面の端にマウスを動かすと不意に接続が切れてしまうことがある。これを便利と思うのかは人それぞれかもしれない。

ただしマルチデバイス対応でも古いものはFlow対応していなかったりする。手持ちで確認するとMX Masterは対象外。MX Master2は対応している。またK380とCraftは対応しているがK480は対応していなかった。特に中古で手に入れたい人は情報が必ずしも正確ではないため注意が必要だ。

Q&A

Logicool K295はMacに対応していないのか?

Logicool K295はMacに対応していないと書かれている。しかしMacはWindowsのキーボードを使えるので心配はいらない。具体的な設定方法はぜひこのブログ記事を確認していただきたい。

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“Logicool K295をMacで使う” への2件のフィードバック

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