2023年5月に入り「カスペルスキーのライセンスが無効になった」という告知が出た。調べたところNURO光がカスペルスキーへの支払いをやめてしまったらしい。アンインストールする必要があったのだが、これがなかなか難しかった。NURO光はNURO光Safeという新しいサービスを始めたというが中身が何を使っているのかはよくわからない。
ところがHigh SierraからMontereyにアップグレードしたiMac2015が遅い。しばらくはこんなものだろうと思い使っていた。
だがOpenCoreLegacyPatcherを使ってiMac2010をSONOMAに変えたところかなりスムーズに動作する。アクティビティモニターを見るとiMac 2015だけがlaunchdの読み込み・書き込み量が非常に大きく数時間でギガ単位になっていた。
ChatGPTに質問すると「launchdの起動に不具合があるのではないか?」という。試しにlaunchdの内容を覗いたところシステム起動時にカスペルスキーの起動を試みておりこれが失敗し大量のエラーを出していたようだ。項目を取り除いた(拡張子を.plistから別のものに変更する)して再起動したところ異常な書き込みはなくなった。
カスペルスキーのアンインストーラーがうまく動作していなかったのである。
目次
アンインストールの方法は3つ
カスペルスキーによるとアンインストールする方法は2つあるとされる。1つはアンインストールツールを使う方法だ。ダウンロードしたところロシア語表記だった。一応やってみたがアンインストールはできるようだ。ただし、2023年当時のアンインストラーはHigh Sierraには対応していないのでHigh Sierra端末ではこのやり方は使えないと思う。
もう一つはカスペルスキーからヘルプを選びそこからアンインストールを選択するという方法だ。だがブラウザーが開き「アンインストールするには?」というページに飛ばされるだけだ。つまり堂々巡りになってしまう。
最後の方法は「ライセンス切れ」で詳細を選ぶ方法である。ライセンスの延長とアンインストールという2つの選択肢がある。
つまりカスペルスキーは2つのやり方を推奨しているが、それに出てこない「第三の方法」最も確実であるということがわかる。非常にわかりにくい。



マイカスペルスキーにログインされていないとそのまま使い続けることができてしまう(ものもある)
マイカスペルスキーで調べたところカスペルスキーをインストールしている端末は4台あった。このうち3台はアンインストールした。2台マイカスペルスキーにログインしていないMacがありそのうち1台はなぜか実はこちらはそのまま使い続けることができている。
カスペルスキーはマイカスペルスキーにログインしている端末だけしか正確にライセンス管理できないようだが、使えるものと使えないものがあり、何が違うのかがよくわからない。
いろいろと不思議なサービスだなと感じた。
実際にはきちんとアンインストールできていなかった
この記事はiMac2010(High Sierra) がメインだった時代の記事なので画面がHigh Sierraになっている。このあとこのシステムをTimeMachineでiMac 2015に持ってきたうえでMonteryにアップグレードした。これが良くなかったのかシステムの起動がとても遅い上に時々レインボーカーソルがぐるぐるする状態で使っていた。
ついにたまりかねてChatGPTに相談したところ次の3つを確認しろという。内容を確認したところLaunchDaemons
にカスペルスキーのplistファイルが置き去りになっていた。これを取り除いたところ起動がスムーズになったので長年これを放置してきたせいで速度の低下に悩まされていたのだなあと感じた。
/Library/LaunchDaemons
/Library/LaunchAgents~
/Library/LaunchAgents
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