ブレードランナー2049の音響監督が手がけたロシア産SF映画「スプートニク」(2020年)を見る

スプートニク」は1980年台のソ連を舞台にしたロシア製映画で、ブレードランナー2048の音響を手がけたソフィア・マトロソナが音響を手がけたという属性盛りだくさんの映画。「ブレードランナー2049」の音響がホームシアターを堪能するのにとても良い素材だったので続けて見てみた。

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映画の筋自体は非常に単純なのだが、エイリアンに寄生されているという話が途中まで出てこないので何となく「見るのをどうしようかなあ」と思いながらダラダラとみているうちに途中で「寄生されているが本人は気がついていない」という話が出てきて、ああそういう映画なのねということがわかる。

ブレードランナー2049と違って街全体を映すような大掛かりなシーンは出てこないので映像効果は控えめ。SFと言ってもスリラー要素が強いため心理描写を盛り上げるための効果音が小技として効いてくると言ったところ。

ストーリー自体は単純(エイリアンに寄生されている)というものなので、主人公の葛藤や謎といった複雑な要素はない。とはいえハリウッドのようなアトラクション的な映画でもないので、小型のテレビにステレオというような組み合わせでも十分に楽しめそう。iMac 2010+YAMAHA YS-101という組み合わせでみた。主人公たちのドキドキ感を伝える音楽的描写が立体的に迫ってくる。劇部分の台詞のバランスも悪くない。

おそらく、あえてレンタルしたり購入したりしてみるというような映画ではないと思うのだが、サブスクだと「ちょっと時間があるときに見てみようか」という気持ちで見るとちょうど良い佳作といったところ。


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