Chrome OS Flexで古いパソコンを救済して遊んでいる。ここで気になることがあった。Chrome OS Flexではどんなプリンターが使えるのだろうか?というものだ。せっかく古いパソコンを復活したのだから古いプリンターも使えた方がいい。
Canonのウェブサイトには次のような対応情報がある。例えばTS6300は入っているがiP100は入っていない。では印刷できないのかということになるが実は印刷できてしまうのである。秘密はBonjour(Macの周辺機器接続技術)にある。
結論だけを書くとMacを一台プリンターサーバーとして準備しておくとかなり色々なプリンターが使えるようになる。
Chrome OS Flexからの印刷
ネットワークプリンターの場合
ネットワーク対応プリンターの場合同一ネットワークに接続しておけば勝手に見つけてドライバーをインストールしてくれる。今回はTS6300で印刷したが何の問題もなかった。一度プリンターが認識されるとGoogleアカウントに登録され他のPCからも印刷ができる。
非ネットワークプリンターの場合
もう一台テストしようとiP100(2008年5月22日発売という古いプリンターだ)を買ってきた。この古いプリンターは10.3〜10.15までのOSに対応している。このためこのバージョンのOSが入っているMacをプリンターサーバーとして使うことができる。まずプリンターサーバーの準備をする。システム環境設定から共有を選びプリンター共有をオンにしておく。もちろんプリンターに対応したドライバーをインストールしておく。
クライアント側の設定方法は簡単だ。ネットワークに接続されているプリンターを選ぶと勝手に見つけて勝手にドライバーを入れて印刷準備を完了してくれる。これはMacがBoujourと呼ばれる周辺機器共有技術を使っているからだ。ChromebookはBonjourに対応していることがわかる。
理論的にはAirMac Expressをプリンターサーバーとして利用することが可能なはずだ。こちらも設定は簡単である。手動設定にしてプリンターのタブを選ぶ。プリンターが認識されたらそれを登録するだけだ。
問題はクライアント側だった。Macは正しくプリンターを認識してくれたがAirMac ExpressのBonjourはプリンター情報を伝えてくれないようだ。
Chrome OS Flexは直接接続したプリンターも認識してくれるはずだが今回はテストしなかった。オンライン対応が売りのパソコンなのでできるだけコードフリーで使いたい。
Macの場合
Macの場合は少し事情が複雑だった。CanonのTS6300はSONOMAまで対応している。つまり最近のMacであればOSを選ばずに使うことができる。しかしながらiP100は10.14までしか対応していない。だからMojaveが入っているiMac 2015に直接プリンターを接続しても印刷ができない。ところがBoujourでiMac 2010に接続したプリンターは認識してくれた。つまりクライアント側にはプリンタードライバーをインストールしなくてもいいのである。
ではこれがMacでなくAirMac Expressでもいいのかと思った。だがAirMac Expressに接続したプリンターは認識してくれなかった。MactoMacの場合、iMac 2010にインストールしたドライバーを利用して印刷しているようである。そういえばAirMac Expressにはドライバーはインストールできない。だからMacの側にもドライバーをインストールする必要がある。
まとめ
直接接続 | Macに接続 | AirMacに接続 | |
Mac(ドライバあり) | 可能 | 可能 | 可能 |
Mac(ドライバなし) | 不可 | 可能 | 不可 |
Chrome | テストせず | 可能 | 不可 |
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