ノートパソコンのWi-Fiカードの種類と交換の可否

Windows10が入ったパソコンが欲しくてジャンクで3850円のノートパソコンを購入してきた。たまたまこのLENOVO E-450はメモリ、CPU、Wi-FI/Bluethoothカードが交換できる方式になっていてそれらは全て抜き取られていた。このパソコンにWi-Fiカードを入れるためにはどうやって探せばいいのか。これがこのページを作り始めた最初の目的である。

MacBookのWi-FiカードはMini PCI Express・フルカード

MacBookにもWi-Fiカードが入っている。持っているMacBookはどれも2006年から2009年頃までに作られたものなので古い形式だ。Wi-FiカードとBluetoothカードは別になっている。このカードはMini PCI Expressと呼ばれる形式のものが使われている。ちなみにフルの大きさの基盤と半分の大きさの基盤がある。手持ちのMacBookに入っているものはフル・Mini PCI Expressカードということになる。小さい方には電極が8つまで入るようだが本数はカードによってまちまちなようである。ちなみにMacBookのWi-FiカードはBroadcom社製だがおそらく貴重品となっているのだろう。かなり高い値段で取引されている。

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SONY VAIO VPCEEシリーズのWi-FiカードはMini PCI Express・ハーフカード

SONY VAIOはWi-Fiカードを公開していない。中を開けてみたところT77H126.06 LFという記述があった。メーカーはわからずVPCEEシリーズ専用として売られている。このシリーズはBluetoothが入っていない。さらにAmazonでは取り扱いがなかった。

サイズがハーフサイズなので端子は入りそうだが入り切るだけのスペースはなさそうだ。交換して動くのかやってみたい気もしたがなんとなく壊してしまうと嫌なのでそっとカバーを閉じた。

並べて写真を撮ってみた

LENOVO E-450のWi-FiカードはM.2 NGFF

しかしながらE-450のカードはそもそも形式が違っているようだ。M.2 (NGFF)という形式で電極端子が3つあり小さい電極は4レーン分になっている。この切り欠きの位置はカードによって違いがあるそうだがWi-Fiカードはどれも同じ切り欠きだった。NGFFはNext Generation From Factorの意味で次世代型の基板規格というような意味だそうである。

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LENOVOは割とドキュメントがしっかりしていてパーツの情報がデータベース化されたうえで一般公開されている。ちなみにINTEL AC7265というのが型式になる。ところが同じことをVAIOで調べようと思ってもSONY(2010年なのでVAIOがSONY製品だった)は情報を公開していない。このあたりにメーカーの姿勢の差を感じる。

ちなみにこの2つの他にMini PCIという形式もあるそうだ。

ノートPCの無線LANカードを勝手に交換してもいいのか?問題

これについてYouTubeを見ていると「ノートPCのWi-Fiカードを勝手に交換すると技適違反になる」と指摘したがる技適警察という人がいるらしい。とはいえ何が技適に引っかかるかについては共通見解がなくカードメーカーや総務省に問い合わせても明確な答えは返ってこないという。おそらく広く網をかけておいていざというときに罪に問えるようにしてはいるが積極的な取り締まり(技適Gメンみたいな人を雇ってまで取り締まりはしない)ということなんだろうと思う。


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