OpenCore Legacy PatcherでMacBook 2008 AluminumをVenturaに

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16〜24分

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  • OpenCore Legacy Patcher(OCLP)でMacBook Late 2008 AluminumをVenturaやSonomaにアップデートできる
  • ただしOCPLは趣味のプロジェクトなので実用性が必要なMacでは使わない方が良い

OpenCore Legacy Patcherで遊んでみることにした。理由は暇だったからだ。これを書いているときに使っていたiMac 2015の最終OSはMontereyなのだが2025年9月でサポートが打ち切られることが決まっている。そのための延命策という意味合いもある。Venturaは順当にゆけば2026年までは使えるはず。このあとiMac 2010をSonomaにした。Sonomaのインストーラーが機能したことを確認したので、MacBookもSonoma化することにした。Sonomaは2027年までAppleがサポートしているそうだ。ただこの後でOS内の仕組みを使ってSonomaをアップデートしようとしたところ動かなくなり、最終的にOS10.5.8に戻した。

OpenCore Legacy Patcherの最終はMacOS 26 Tahoeになりそうだが、コミュニティに情報を聞いて作業しないとかなり大変な目に遭う。このYouTubeはMacOSの中の仕組みを使ってOSをオートアップデートするなと言っている。最悪データにアクセスできなくなる。

必ずOCLPの推奨する仕組みを使ってOSを一から入れ直したほうがいい。

まず手始めにSequoia化を狙ったがこれはうまく行かなかった。「1分未満」で止まってしまいアップデートが失敗する。

これはOpenCore Legacy Patcherのせいなのでは?と思ったのだが「古いバージョンだとどうなるのだろう?」と考えてVenturaを入れたところうまく行った。ちなみにCPUは今どき誰も使わないであろうCore2Duoでメモリは4GBしかない。一応8GBまで増設できるようだが「そこまでやるか」という気持ちもある。

SSD化は済んでいる。なおVenturaとSonomaは8GB以上装備されているMacでないとインストールできない。このため4GBのMacBookでは動作しないのではないかと思ったのだがそんなことはないようだ。

この記事を書き始めた時点でのOpenCore Legacy Patcherは2.2.0だった。MacMini 2010(High Sierra)でインストーラーを作ってMacBookにインストールした。

今回の実験体
これまでOS10.5.8を入れてテレビ等として利用してきた

入ったことはわかったよ。でも「どれくらい使い物になるんだい?」と知りたい人もいるだろう。

メーカーがサポートしているわけではなく有志が作っているようなので動かなくても文句を言わないこと!

YouTubeなどを見るには十分な速度が維持されているが読み込みはワンテンポ・ツーテンポ不満が残るという程度。最初からiMovieなどでガシガシ使おうという想定はしていないのでこれくらいで十分だという気がする。なおグラフィックを使ったソフトは動かないと思ったほうがいい。意外なところではマップが動かなかったりする。

普段使っているのがiMac 2015(Monterey)になる。1TB・HDDモデルでシステムはアップグレードを重ねたのでファインダーのアクセスとアプリの起動にものすごく時間がかかるようになった。メモリは8GB。Numbersなどのスプレッドシート作業をするのに(誇張ではなく)数分待っていたのでどうしても利用が億劫になっていた。サポートに聞いたところ解決するためにはシステムをクリーンインストールしてくださいと言われた。


OCLPの使い方については解説しない。「あのかぼ」という有名どころがやり方やつまづきそうなところを解説してくれている。面倒でも一度見ることをおすすめする。USBメモリ32GBを購入の上で挑戦していただきたい。

USBメモリをAmazonで

ただしこの通りやってもMacMini 2010とMacbook Late 2008(Alminium)はSequoiaに更新できなった。あと1分未満のところで失敗しアップデートできなくなる。インストラーの出来不出来にかなりばらつきがあるようだ。

ただしAppleの日本語入力は非常に重いプログラムなのでGoogle日本語入力に切り替えて使うことをおすすめする。Apple純正日本語入力は使い物にならなかった。「あのかぼ」によるとどうやらよく知られている障害のようだ。

OpenCore Legacy Patcher+VenturaでGoogle日本語入力を使う際にはバグがある。

手順として覚えておくべきことは、まずUSB(画面左アイコン)から必要なソフトウェアをインストールし、次に内蔵HDD/SSDからアップデートを行う(画面右アイコン)ということ。ここでどっちを選択するか迷いうっかりと左側を選択してしまうと同じプロセスを延々と繰り返すことになる。

セレクターの選択は(最初以外は)必ず左を選ぶこと。でないと無限ループに陥る。

また、この機種ではUSB2.0に対応したUSBハブが必要。公式の説明ではルートパッチを当てるまでは内蔵キーボードとトラックパッドが使えないことになっているが、実際にはインストールが終わると使えるようになっていた。

さらにシステムが10.5.8など古い場合はDiskUtilityがGUIDパーティションに対応していない。何分古い話なので覚えていないという人もいるかも知れない。この場合はEl Capitanのインストーラーを使って一度GUIDでフォーマットしないとOCLPを使ったシステムはインストールができない。

手順通りにやったがUBSメモリ無しでは起動できなくなった。だがOCLPは非常によく出来ている。「USBからOCLPを起動していますよね?」と警告してくれた。つまり内蔵HDD/SSDにもOCLPを入れるようにおすすめしてくれるのだ。

ちなみに今回Ventura化したMacBookは1円で手に入れた。裏蓋がないのでベニアで補強してある。カメラが抜かれているためカメラ機能は検証しなかった。

Bluetoothでスピーカーに接続しようとしたがうまく検出されなかったが、これはそもそもこのMacのBluetoothに問題があるからのようだ。カメラの横にBluetoothモジュールがついていたがカメラを取るときにコードもなくしてしまったらしい。

またOCLP固有の問題としてUIのアニメーションなど一部対応していないものがある。

なお、一回OCLPを入れるとMacOSからシステムアップグレードができるようになるようだが現在はSequoia(その時の最新版)にしかアップグレードできない。

無理なアップグレードで使えなくなってしまうのも面倒なので今回はこのままVenturaで使うことにしたい。


と書いて数日が経過したのだが好奇心には勝てなかった。MacMiniでインストーラーを作り直してSonomaにすることにした。SSDは消さずにインストールしたので「アップグレード」ということになる。

まず最初の難関はUSBメモリとUSB2.0ハブが幅の関係でうまく刺さらないという点にあったが、これはUSB2.0ハブにメモリを挿して乗り切った。次に途中で止まってしまう箇所が何回かあった。セーフブートで立ち上げたところGoogle日本語入力がうまく立ち上がらずにエラーを起こしているようだった。ということで一度アンインストールした。

システムアップグレードのさいはGoogle日本語入力は抜いておこう

この不安定なシステムアップグレードはOSXが出始めの頃の不安定さに似ている。結果的に4GBでもそれなりに使える状態になった。しかしやはりChromeのJavascriptの一部は動かずBluetoothも認識しなかった。Bluetoothについてはもしかするとハードウェア側に何か問題があるのかもしれない。

その後、280円で4GBのDDR3メモリを購入して6GB運用にした。公式ではPC-8500 x 2GB x 2しか使えないことになっているが、実際にはPC-10600 x 4GB x 2つかえるそうだ。各スロットに1333Mhzのメモリが使えますとOS上では表示されている。

しばらく機嫌よく使っていたのだが、システム内の仕組みを使ってSonomaをマイナーアップデートしたところシステムアップデートには成功したもののキーボードが効かなくなってしまった。どうやらApple純正のプロセスがOCLPを上書きしてしまい再びUSB1.1のキーボードなどにアクセスできなくなってしまうようである。

そもそも趣味のプロジェクトだったのでここでOS10.5.8に戻した。

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“OpenCore Legacy PatcherでMacBook 2008 AluminumをVenturaに” への8件のフィードバック

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