OpenCore Legacy PatcherでMacBook Late 2008 AluminumをVenturaに

この文章の目的は

ということを伝える点にある。


OpenCore Legacy Patcherで遊んでみることにした。理由は暇だったからだ。当初Sequoia化を狙ったがこれはうまく行かなかった。「1分未満」で止まってしまいアップデートが失敗する。

これはOpenCore Legacy Patcherのせいなのでは?と思ったのだが「古いバージョンだとどうなるのだろう?」と考えてVenturaを入れたところうまく行った。ちなみにCPUは今どき誰も使わないであろうCore2Duoでメモリは4GBしかない。一応8GBまで増設できるようだが「そこまでやるか」という気持ちもある。SSD化は済んでいる。

この記事を書いている時点でのOpenCore Legacy Patcherは2.2.0だ。MacMini 2010(High Sierra)でインストーラーを作ってMacBookにインストールした。

今回の実験体
これまでOS10.5.8を入れてテレビ等として利用してきた

入ったことはわかったよ。でも「どれくらい使い物になるんだい?」と知りたい人もいるだろう。

メーカーがサポートしているわけではなく有志が作っているようなので動かなくても文句を言わないこと!

YouTubeなどを見るには十分な速度が維持されているが読み込みはワンテンポ・ツーテンポ不満が残るという程度。最初からiMovieなどでガシガシ使おうという想定はしていないのでこれくらいで十分だという気がする。

普段使っているのがiMac 2015(Monterey)になる。1TB・HDDモデルでシステムはアップグレードを重ねたものになるのでファインダーのアクセスとアプリの起動にものすごく時間がかかる。メモリは8GB。これに比べるとSSDモデルのアプリ起動は非常に快適という印象。Numbersなどのスプレッドシート作業をするのに(誇張ではなく)数分待っていたのでどうしても利用が億劫になっていた。サポートに聞いたところ解決するためにはシステムをクリーンインストールしてくださいと言われていた。


OCLPの使い方については解説しない。「あのかぼ」という有名どころがやり方やつまづきそうなところを解説してくれている。面倒でも一度見ることをおすすめする。

ただしこの通りやってもMacMini 2010とMacbook Late 2008(Alminium)はSequoiaに更新できなった。あと1分未満のところで失敗しアップデートできなくなる。

ただしAppleの日本語入力は非常に重いプログラムなのでGoogle日本語入力に切り替えて使うことをおすすめする。Apple純正日本語入力は使い物にならなかった。「あのかぼ」によるとどうやらよく知られている障害のようだ。

OpenCore Legacy Patcher+VenturaでGoogle日本語入力を使う際にはバグがある。

手順として覚えておくべきことは、まずUSB(画面左アイコン)から必要なソフトウェアをインストールし、次に内蔵HDD/SSDからアップデートを行う(画面右アイコン)ということ。ここでどっちを選択するか迷いうっかりと左側を選択してしまうと同じプロセスを延々と繰り返すことになる。

セレクターの選択は(最初以外は)必ず左を選ぶこと。でないと無限ループに陥る。

また最初はUSB2.0に対応したUSBハブが必要。公式の説明ではルートパッチを当てるまでは内蔵キーボードとトラックパッドが使えないことになっているが、実際にはインストールが終わると使えるようになっていた。

さらにシステムが10.5.8など古い場合はDiskUtilityがGUIDパーティションに対応していない。何分古い話なので覚えていないという人もいるかも知れない。この場合はEl Capitanのインストーラーを使って一度GUIDでフォーマットしないとインストールができない。

手順通りにやったがUBSメモリ無しでは起動できなくなった。だがOCLPは非常によく出来ている。「USBからOCLPを起動していますよね?」と警告してくれた。つまり内蔵HDD/SSDにもOCLPを入れるようにおすすめしてくれるのだ。

ちなみに今回Ventura化したMacBookは1円で手に入れた。裏蓋がないのでベニアで補強してある。カメラが抜かれているためカメラ機能は検証しなかった。

Bluetoothでスピーカーに接続しようとしたがうまく検出されなかった。Bluutooth不良もよく知られている障害のようだ。「あのかぼ」に該当する記述がある。

またOCLP固有の問題としてUIのアニメーションなど一部対応していないものがある。

なお、一回OCLPを入れるとMacOSからシステムアップグレードができるようになるようだが現在はSequoia(その時の最新版)にしかアップグレードできない。これで使えなくってしまうのも面倒なので今回はこのままVenturaで使うことにしたい。


Comments

“OpenCore Legacy PatcherでMacBook Late 2008 AluminumをVenturaに” への4件のフィードバック

  1. […] 手元のMacBook 2008(Aluminum)にOpenCore Legacy Patcherを使いVenturaをインストールした。MacMini Mid 2010とはCPUが同じなので「SSDに換装すればギリギリ実用レベルで使える」とはいえそう。OCLPはSonoma […]

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