OpenCore Legacy PatcherでiMac Mid 2010をSonomaに

この文章の目的は

ということを伝える点にある。


OpenCore Legacy Patcherで遊んでみることにした。理由はVenturaがなんとなくうまく行ったからである。現在メインで使っているのはMontereyなのだが2025年9月でサポートが打ち切られることが決まっている。そのための延命策という意味合いもある。SONOMAは順当にゆけば2027年まで使えるはずだ。

当初、Sequoia化を狙ったがこれはうまく行かなかった。「1分未満」で止まってしまいアップデートが失敗する。そこでまずMacBookを人柱にしてVentura化を行い、次にその反省を踏まえてiMac 2010をSonoma化した。MacBookはBluetoothが接続できないという不具合があったがiMacではそのような不具合は出ず、これまで通りのBluetoothを使ったキーボード入力ができている。

iMac 2010/HDD:500GB/Memory 8GB
購入したのは2020年だった

詳しいやり方は「あのかぼ」というサイトが充実した情報を提供している。面倒でも手順通りにやったほうがいい。前回も失敗したが実は今回も「やらかして」いる。USBメモリ32GBを購入の上で挑戦していただきたい。

USBメモリをAmazonで

まず前回の経験を踏まえてUSB2.0のハブとキーボードを準備した。

次にいざというときに備えてEthernetを接続しておいた。Wi-Fiが接続できなかったときの対策だ。一度MacMini 2010で試したときにWi-Fiがつながらないという症状を経験している。

Sequoiaではここでとまったのだが、今回は無事に通過した。

選択肢が出たらとにかく一番右を選ぶ。今回は記録くらいは撮っておこうとカメラを身構えている。また500GBあったハードディスクは二分割してHigh Sierraを残しておくことにした。うまく設定が終わると初期画面で切り替えられるようになる。

ここで「こいつVenturaを入れているぞ!」と気がついた人もいるだろう。最初は成功体験があるVenturaを入れるつもりだった。

左端がUSB・真ん中が温存したHigh Sierraだ。

あとX%という表示までたどり着いたら成功したと考えていい。

何をやっているのかわからないが、多分ハードディスクを整理しているのだろう……

ここまで来たので成功した!と思ったのだが……

Venturaのセットアップ画面

MacBookのインストーラーをそのまま使ったのが良くなかった。「インストーラは機種に合わせて作り直すように」と怒られてしまった。このあとずっと怒られ続け設定の無限ループに陥ってしまう。つまりOCLPはいったん間違ったインストーラーを使うとあとから補正してくれなくなってしまうのだ。このあたりはApple製ではないので贅沢は言えないところだ。

インストーラーは機種ごとに作り直そう

成功はしたが、OCLPに怒られてしまう。

そこで気を取り直して新しいインストーラーを作ることにした。せっかくなら新しいOSに挑戦しようということになり、SONOMA用のインストーラーを作ることにした。また最初からやり直しだ。

気を載り直してSONOMAにトライ

数時間後にSONMAのインストールに成功した。右にあるのがインストーラーを作るのに使ったMacMini 2010である。

設定にはコツがある。AppleIDを読みに行きたいとかネットに接続したいなどといい出すことがあるのだが全部無視しよう。これが「コケる」原因になることが多かった。

初回セットアップ時、ネットに接続するような設定はすべて無視しよう

前回のMacBook Late 2008はBluetoothに障害があった。iMac Late 2010でも同じ障害を覚悟したのだがこちらはWi-Fiも無事に使えたしBluetoothも動作した。初期起動はHigh Sierraと比べると少し遅い気がするが許容程度という気がする。現在使っているiMac 2015はシステムを継ぎ足しているためFinderの動作が遅くこれがアプリの立ち上げスピードに影響を与えている。

またVentura版はChromeのJavaScriptmに一部不具合を抱えているようだが(Goolgle Analyticsの地図がでない)こちらは問題がなかった。ただしApple純正のMapは使えないようだ。

カメラを使うアプリには問題がなかったが、サードパーティー製のカメラアプリはMacによってシステムのアクセスが制限されている。あくまでもOSの問題である。

デュアルブートはできるがディスクユーティリティは不安定になった

今回はそもそもデュアルブートができるようになるのか?という実権でもあった。最初にどちらで起動するかを毎回聞かれるのでデュアルブート時代はできるようになった。起動ディスクで指定はしていない。

しかしここで問題が起きた。パーテーションの切り方を間違えたためSonoma両利きが70GBしかない。現在の残り容量は10GB程度しかない。しかしディスクスペースを拡張することは出来ずFirstAidもうまく動作しない(調査と修復が進まない)というかなり気持ちの悪い状態になっている。またHigh Sierraに戻すと「コンパチビリティに問題があるディスクがある」といわれる。

iMovieは動かなかった

iMovieは動かなかった。厳密に言えば起動はするのだがムービーを読み込んでも中身が表示されなかったり、別のMacから持ってきたライブラリがクラッシュしたりする。


Comments

“OpenCore Legacy PatcherでiMac Mid 2010をSonomaに” への2件のフィードバック

  1. […] だ。現在メインで使っているのはMontereyなのだが2025年9月でサポートが打ち切られることが決まっている。そのための延命策という意味合いもある。このあとiMac 2010をSonomaにもしている。 […]

  2. […] 2008(Aluminum)にOpenCore Legacy Patcherを使いVenturaをインストールした。また、iMac 2010をSONOMAにすることにも成功した。MacMini Mid […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です