MacのサードパーティSSDにtrimforceをしてもいいのか?

Mac mini M2を中古で買ってきた。256GBモデルなのでSSDが遅いという触れ込みだったのだがSSDを計測してみるとBlack Magic DIskで1000MB/s以上というドンびきするスピードが出た。シングルNAND構成なのでこれでもM1より遅いそうだ。とにかく起動が早く(数秒で立ち上がるので出た当時のネットの衝撃がよく分かる)スリープからの復帰とさほど変わらない。純正SSDなので最初からTrim対応になっている。

Mac mini M2の計測値(Trimは設定されていた)Sequoia

ではサードパーティー製のSSDを積んだMac mini 2014はどんなスピードなのだろうと計測してみたところWriteが40MB/sでReadが100MB/sちょっとという数字になってしまった。ちなみにLITEONIT LCS-128M6Sという製品を使っている。書き込みで言えばHDDと同程度ということになってしまう。

TRIMコマンドを確認してみたところ「いいえ」になっている。起動ディスクとして指定したうえでtrimforceコマンドを使えばいいという。

sudo trimforce enable

逆にtrimを切る場合にはこのコマンドを使う。

sudo trimforce disable

しかし、trimforceコマンドを使うと「責任は取れませんよ、バックアップをしてくださいね」というお知らせが表示され怖くなってしまった。

調べたところtrimforceコマンドを使うと消去したデータは完全に消えてしまいあとから復旧ができなくなるということだ。だからきちんとバックアップを取っておきなさいよということになっているらしい。もともとバックアップ用にAirMac ExtremeをTimemachine用に指定しているので改めてバックアップを取ることにした。

こうなると定期的に手動でTrimコマンドを使って「SSDのお掃除」をしたくなるがMacOSにはそのようなツールは提供されていないとのこと。

Trimforceを使ったところWriteは200MB/sを少し超えた程度のスコアとなりReadは400MB/sまで上がった。

Mac mini 2014のTrimをONにした状態・Monterey・速度改善が見られた

MacBook 2008 Aluminumの中にもSSDが入っているだがこれはTrim対応されていた。自分でtrimforceをした記憶がないのだがSONOMAになっているので勝手に入ったのかもしれないなどと考えた。このためそこそこの性能が維持されているようだ。

MacBook Late 2008 Aluminum・SONOMA・TrimはOnになっていた
Mac mini 2010・High Sierra・Trimはオフだったがそれほど速度低下は起きていないようだ
Trimをオンにして計測してみたが結果はあまり変わらなかった

El CapitanではBlackmagic Disk Testが使えないためAmorphousDiskMarkを使った。容量に余裕がないこともあり何回か大きな読み書きをすると速度が落ちるようだ。Trimの効果はそれほど期待できなかった。

MacBook Mid 2009・Trim前
MacBook Mid 2009・Trim後

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