Mac mini M2とiMac 2015の速さはどれくらい違うのか?

Macmini M2を導入した。理由はメインマシンとして使っているiMac 2015のOSであるMontereyが期限切れを迎えるからだ。

  • iMac 2010をOpenCore Legacy PatcherでSONOMA化
  • iMac 2015を外付けSSDで高速化

したうえで、重いMovie編集作業をMac mini M2に移行した。Mac mini M2はいわゆる「吊るし」のモデルで内蔵SSDが256GBしかない。

iMac 2015はiMac 2010から持ってきたデータを移植したのだがこの際の移植のやり方が悪かったらしく常にハードディスクの書き込みが大量に行われ、アプリの起動が非常に遅かった。

SSDにした影響よりも新規インストールにした影響が大きかったようで、マシンの起動、アプリの起動ともにサクサクになった。このため「このままで使ってもいいや」と思ってしまい、結局Mac mini M2がサブマシーンになっている。

今回環境を作り変えるにあたってMac mini M2の容量不足を補うためにiMac 2015の領域をネットワークディスク代わりに使うことにした。AirMac Extremeと3台のMacをEhternetで結ぶ。Wi-Fiを切ったうえで接続するとGigabit Etherを使ったファイル移動ができる。加えてMac mini M2には外付けHDDを接続しムービーのライブラリを外に逃がすことにしている。

CPUが早いMacを手に入れるとちょっと重ための作業をやってみたくなる。そこでBlenderを試すことにした。数日勉強するとこれくらいのグラフィックは作ることができる。目標がないとつまらないのでブログのトップページのマストヘッド画像を制作した。

3Dオブジェクトの制作と操作くらいであればiMac 2015でも十分操作できる。しかしやはり動画の書き出しには時間がかかるようだ。250フレームを試しに書き出したところ5時間かかった。これではとても使えない。

そこで同じ作業をMac mini M2でやらせることにした。「Mac mini M2はBlenderなどの重たい作業はできない」と言われるのだが180フレーム(72%)に縮小した動画の書き出しは1時間経たずに終了した。まあ「これだけのムービー(8秒)を作るのに1時間弱もかかるのか」という気もするが本格的にアニメ作家になるわけでもないしなと思い直した。

CPUの速度を単純に比較すると2倍位になるそうだが、ムービーなどの書き出しの体感は2倍以上はある印象。そもそも一発で気に入ったアニメがつくれるわけでもないので試行錯誤する時間を考えると、こうした作業をメインでやりたい人はきちんと投資をしたほうがいいのかも知れない。

今回使ったBlenderのバージョンは2.9なのだがMetal対応の3.x系ではもっと早いという。

ただしChromeでのYouTubeの読み込みなどはあまり変わらない。変わっていたとしてもわからない程度だろう。もっともYouTubeくらいであればSONOMA化したiMac 2010でも十分に実用クラスだ。ただしMacの起動には数分かかる。

また、当然ながら重いファイルの移動はネットワーク環境に依存するのでCPUにこだわりすぎるよりはLAN環境を整えたほうが幸せになれる。


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