時々無性にヤフオクで何か落札したくなる。とはいえあまり高いMacBook(しかも古い)ばかり買っても仕方がない。普段は諦めることが多いのだが902円のMacBookを見つけた。製造年月日は入っていないのだがシリアル番号が写り込んでいてLate 2011だということがわかった。そもそも電源がつくかどうかも書いていなかったのだが落札してみることにした。
結果的にOpenCore Legacy PatcherでSonomaにまでアップグレードした。ブラウザー閲覧などの軽い作業であれば遜色なく使える出来になった。
YouTubeでは「Wi-Fi/Bluetoothが引きちぎられている」と表現したが引きちぎられているのはカメラケーブルだけのようである。外そうと思ったがかたくハマっており抜くことはできなかった。DVDドライブが抜かれているのでこれを外そうとしてケーブルを引きちぎった「修理失敗」を部品取りと言っているのかもしれない。

一方でWi-Fi/Bluetoothケーブルはどうやら付属していなかったようだ。これはもしかしたらケーブルさえ元に戻せばWi-Fiが使えるようになるのかもしれないと感じた。

動作品であればそれほど綿密に観察しなかったと思うのだが、動作していないのでじっくり観察してみることにした。
これはMacBook Late 2008(Aluminum)の同じ部分だ。Wi-Fi/Bluetoothモジュールがなくスピーカーだけになっているのがわかる。

まずは内臓HDDにHigh Sierraをインストールすることにした。OpenCore Legacy Patcherはシステムのインストールに2時間くらいかかるのだが、正規版は1時間もかからない。ハードオフでジャンクのDDR3 2GBメモリを2本買ってきた。合計で660円。ハードディスクは手持ちのものを使った。


最近、メインで使うMacをSSD化しているのでHDDだと起動がやや遅いように思えるが無事にシステムのインストールができた。なんとなくこれで満足してしまい「これでしばらく使ってみようか」という気持ちになった。


次にOpenCore Legacy Patcherを使ってSequoiaを入れてみた。事前にわかっていたことではあるがメモリ4GB+HDDという組み合わせではあまり実用的とは言えなかった。というよりほとんど動かない。これは失敗だ。
ゴールデンウィーク中にWi-Fi/Bluetoothコネクターをヤフオクで見つけたのだが担当者(個人)が体調不良ということでなかなか部品が届かなかった。

本来はDVDドライブでスピーカーとモジュールを支える構造になっているがドライブがないのでややこころもとない。


そこで「こんなので大丈夫なのかなあ」などと思いつつビニールテープで補強することにした。

そもそもこの手の修理をしたことがなかったため、こんなケーブルで修理ができるのだろうか?と思ったのだが結果的にWi-FiとBluetoothが使えるようになった。修理は成功だ。


結果的にHigh Sierraのままで使うかメモリを足してHDDを入れてSequoiaにするという選択肢があるのだがすでにM2 Mac miniを買ってしまっているため「あえて最新OSにする必要もないのかな」という気がし始めていた。
あれこれ考えていたのだが、色々考えても仕方がないと思った。そこでまず手持ちのSSDに交換して4GBでSnoma運用することにした。これはギリギリ実用レベルだった。
なんとなく使えそうな気がしてきたので、サードパーティーのバッテリーを買ってくることにした。またメモリを4GBから8GBにアップデートする。余った4GBのバッテリーはHigh Sierra運用するもう一つのA1278に流用する。
バッテリーに関してはかなり迷った。昔のトラウマがあるためだ。しかもAmazonの商品名もカタコトの日本語でありレビューも無料提供のものが多い。

ちなみにメモリは2回目の購入になる。前回はLenovoのノートPCのために省電力版を買った。RASALASと言う聞いたことがないメーカーのものでAmazonおすすめが付いている。ちなみにLate 2011はPC3-10600が使える。それ以前のものはPC3-8500を使う。非公式では16GBまで上げることができるとされている。

取り付けは難しくないがもともとバッテリーが付いていなかったのでバッテリーを止めるための特殊なネジがない。とりあえず本体に挟み込めばなんとか使えないことはないと言う感じだ。

A1181のバッテリーを買った時のトラウマがある。バッテリーはまず0%に落としてから一気に充電するというキャリブレーションと言う作業が必要だ。ところが100%充電しても充電が止まらず充電だけでなくその後のバッテリーの接続もできなくなった。このため満充電しないままで使っている。
iFixitの記述ではまず満充電して、その後スリープするところまで使い、その後最低5時間放置しろと書いている。ところがバッテリーの説明書には「0%にするな」と書かれている。本来であれば保護回路が働き数%のところまででスリープに入るはずなのだが、本当にきちんと動作してくれるのだろうか?という疑問があるため自分でスリープしてから数時間おいた。その後で99%まで充電しオレンジがグリーンに変わるのをまたずに充電器を外した。
ちょっとビクビクし過ぎな気もする……
肝心の使い心地だがハードディスクを使っていたときとは比べ物にならない使用感だった。Google Chromeを使っても全く遅延は感じない。Core i5ということもあって満足がゆく仕上がりになった。
ただしAirDropは使えない。BluetoothのバージョンがBLE(Bluetooth Low Energy)でなければならないそうだ。また地図アプリとステージマネージャーが使えなかった。
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