ジャンクのMacBookを買ってきた。Garagebandを入れると作曲ができる。そこで機材を集めてきて電子音楽の作曲をしてみることにした。
まずMacBook Pro Mid 2010は2200円で手に入れた。すでにキーボードは持っていたがUSB直挿しのキーボードを買ってきた。Oxygen8 V2というかなり昔のキーボードでこれは1100円だった。UBSで接続すると電源供給ができて設定なしで使うことができる。メモリとハードディスクを購入すればそのまま楽器として使える。

さらにドラムパッドも1100円で購入してきたがこれは使わなかった。
初心者のためのDTMの始め方と言う講座を見るとこの他にオーディオインターフェイスが必要ということになっている。歌を録音したり楽器の音を録音するためには必要になるがMIDI楽器の作曲だけでは必要がない。
まず手始めにアルペジエイターとコーラスを使ってそれっぽいものを作ってみた。ちょっとしたYouTubeビデオのバックグラウンドに使える音楽を簡単に作ることが出来た。
アルペジエーターは長音を押すだけで分散音を奏でてくれる。音を聞くと指を素早く動かしているように聞こえるのだが実はキーボードは押しっぱなしになっている。Garagebandにおけるアルペジエーターは2つの意味がある。1つはコードを押してアルペジオに変える機能。これはどんな楽器でもアルペジオにできる。またシンセサイザーにアルペジエーターをつけた音色があらかじめ設定されている。
またドラムはGaragebandの自動機能を使った。Drummerを指名するとそれっぽいドラム演奏を入れてくれる。
吹奏楽の経験はあるのだが電子音楽はさっぱりわからない。どうしようと思ったのでChatGPTにきいてみた。
雰囲気のある電子音楽を作りたいとお願いするとそれっぽいコードと音色を提案してくれる。サウンドバーに接続するとMacBookのスピーカーと違う聞こえ方をする。そこで調整の仕方も教えてもらった。
とりあえずレシピ通りに作ってみた(これが冒頭のYouTubeビデオに使われている)が満足がゆく仕上がりにはならなかった。手打ちで入れたドラムがイケてない気がする。ChatGPTはリズムの取り方について細かい指示を出してくれるのだがおそらくはうまく理解できてなかったのだろう。
そこでドラムの構成を研究しリズムから作り直すことにした。最終的にどんな環境で聞きたいのかを決めてからマスタートラックを設定して音を調整してゆく。
かつては10万円では収まらないほどの音楽スタジオが10,000円以内で揃えられるという点に驚いた。ただ機材だけを集めても正直「どこから手を付けていいかわからない」という印象があった。AIが発達したことにより適切なコーチングを受けることができるようになった。
簡単な作曲のやり方について説明します。
機材を揃える
まず基礎になるMacBookを調達する。さらにジャンクでUSB接続ができるキーボードを買ってくる。ドラムパッドがあるとそれも買ってくるといいかもしれない。
音楽の計画を立てる
まずコード進行を決める。ChatGPTにざっくりと伝えるとコード進行を教えてくれる。また音色選びに自信がなければそれもAIが教えてくれる。コード進行は別途メモしておくとよいかもしれない。コードに合わせてベースを入力する必要があるためだ。
短い曲を組み合わせる
短い曲を組み合わせる。一つ一つの短い曲(パーツ)をリージョンという。Aメロ・Bメロ・サビ・Aメロ・エンディングなど組み合わせがあるが、最初は単純な構成のものから始めたほうが良さそう。
サウンドバーやスピーカーに接続する
最初からサウンドバーやスピーカーに接続しておいてもいい。ヘッドホンで聞くための音楽を作るならヘッドホンのままでも構わない。
マスタートラックを設定する
SHIFT+⌘+Mを押してマスタートラックを表示する。高音を立ち上げたり低音を抑えたり、コンプレスしたりして音を作ってゆく。コンプレスをかけるのは局所的に大きくなる音をまとめるためだそうだ。
本来ならYouTubeの音楽をそのままリンクして「どんな音質なのか?」を聞ければ良いような気もするのだが現在は「こんな雰囲気」など言語化しなければならないそうである。
例えばアンビエントシネマティックな音楽の具体例を教えてくれなどとお願いすると具体的な作品名などを教えてくれる。
ここから音楽の守備範囲を広げてゆくこともできるようだ。
現在はフリー素材も豊富に出ているのだし何も一から作曲をする必要はない気もする。ただスタイルを増やして音楽鑑賞の幅を広げてゆくというのも趣味の範囲ではアリなのではないかという気がする。ぜひお休みの日などに試してみていただきたい。
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