Lenovo Flex10が突然落ちる

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Lenovo Flex10をChromeOS Flexで使っている。メモリが2GBオンボードのため増設ができない。突然再起動することがあり「4GBを推奨するChromOS Flexでは使えないのだろう」と思っていた。

ところがメモリの利用を見てもメモリがいっぱいになっている兆候はない。このためなぜ落ちるのかがよくわからなかった。

ある日、Windows11で使っているDynabookが落ちると家族から相談された。どうやらSSDが高温になると放熱ができずに落ちるらしい。そこでPCスタンドを使ってもらったところChristal Disk Infoの数値は安定し落ちることはなくなった。これくらいの隙間であっても排熱には十分らしい。よく見ると背部にスリットがないので机にベタ起きすると熱が逃げないのだ。

Dynabook

そこでもしやLenovo Flex10も同じ症状なのではと思った。そこでファンの場所はどこにあるのだろうか?と思って中を開けてみた。そこで衝撃の事実がわかった。実はこのPCはファンレスなのである。一応底面にはスリットらしきものがあるが僅かにアールがかかっているだけなのでここから熱を逃がすことはほぼ不可能だろう。そりゃ落ちるよなと感じた。

Lenovo Flex10の内部
Lenovo Flex10を開けたところ。長い排熱パイプが這わせてあるのだがどこにもファンがない。またHDDも薄型のものしか入らない。メモリはオンボードなので増設できない。
Lenovo Flex10の排熱スリット
Lenovo Flex10の排熱スリット。ファンが無いのでこれがどの程度役に立っているのかは甚だ怪しい。

もしかするとWindowsPC機を使っている人にはあるあるなのかもしれないがそもそも背面から熱を逃がす仕組みがないPCが世の中に存在するとは思っていなかった。MacBook Air Mid 2015もヒートシンクはファンに接続しており背面ではなく後部から熱を逃がす仕組みになっている。

MacBook Air Mid 2015の内部。ヒートシンクがファンにつながっている。余りこれが稼働することはないが、それでも背面から熱を逃がす仕組みになっている。

ちなみにこのPCは普通の起き方の他にキーボードを底面に敷いて使うこともできるようになっている。画面が反転することはないのでテント型にしておくことはできない。この起き方の場合はキーボードとトラックパッドは使えなくなるのだがタッチスクリーンとして利用できる。これは単なるUSB扱いになっているのでChromeOS Flexの標準ドライバーでも問題なく動作する。一度はもう捨ててしまおうかなと思ったのだが一応対処法はわかったのでまだまだ使うことができそうだ。

Lenovo Flex10をスタンド式に立てたところ
Lenovo Flex10をスタンド式に立てたところ。テント式にもならないしタブレットのようにたたむこともできない。非常に不思議な形状。
Lenovo Flex10はデュアル・モードで使えるノートブックであり、タブレット兼用機ではない。
Lenovo Flex10はデュアル・モードで使えるノートブックであり、タブレット兼用機ではない。

さらにCPU診断のセクションにはしっかりとCPU温度という項目があった。

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