MaOS TahoeにしたところTimeMachineのバックアップが取れなくなった。サポートにも連絡したが解決策は見つけられていないようだ。Tahoe 26.0.1でも修正されなかったが、Tahoe26.1で修正された。
- Tahoe 26.0由来の不具合なのでTahoeを26.1に変更すると解消する
- どうしてもやりたい場合にはバンドルの中身をリネームするとうまくゆくという情報もあったがリネームだけでは問題が解決しなかった
目次
今回不具合が起きた環境
セットアップを説明する。Mac mini M2とiMac 2015を接続している。接続方法は2つある。1つはWi-Fi経由でもう1つはEthernet経由である。EthernetはAirmac ExtremeのLANポートを利用して接続している。これは無線よりも有線のほうが通信速度が早いからだ。
iMac 2015のHDDが余っていたのでTimeMachineサーバーに使っていたのだが、Tahoeになってからバックアップが取れなくなった。ネットワーク上では認識されており新しく割り当てても割当は終了する。しかし「準備」が終わりいざバックアップを始めようとするとエラーが出る。
アップルサポートによるとこのような使い方をしている人はいないそうだが、一応OSの仕組み上はできることになっている。そしてSequoiaでバックアップを取っていたときにはこのやり方でうまくバックアップが取れていた。またMontereyからMontereyでもバックアップはうまく取れる。

非ASCII文字問題
Geminiに相談すると次のような回答を得た。OS由来でネットワーク系のTimemacineバックアップに不具合が出ている上に、AirPort Extreme(日本ではAirmac Extreme)でも問題が起きているようだ。ただ、割り当てている共有ディスクの名前はTimemachineにしている(つまりASCII文字を使っている)のでこの報告にはピッタリとは当てはまらないように見える。
NASデバイスへのバックアップの不具合:
- 特定のNASデバイス(例:Synology)へのTime Machineバックアップが完了しない、またはエラーで失敗する(例:「バックアップディスクが利用できません」「ネットワークディスクが切断されました」)。
- 特に、NAS上のバックアップボリューム名に日本語文字やその他の非ASCII文字が含まれている場合に問題が発生するケースが報告されており、ボリューム名を英字のみに変更することで解決した例もあります。
- Time Machineのバックアップが「準備中」の段階で停止する、またはすぐに失敗する。
Time Capsule / AirPort Extreme ディスクのサポート:
- 「macOS Tahoe」でTime CapsuleやAirPort Extremeのディスクへの新規Time Machineバックアップのサポートが終了または非推奨になったという報告があります。
今回は既存のバックアップに問題があるのかもしれないと考えて古いバックアップを削除してしまったのだが、おそらく消さないほうが良かった。同じ問題に遭遇したら、Appleが問題を解決するまで待ったほうがいいのかもしれない。なおアップル・サポートはASCII文字の件は認識していた。
ウィルス対策ソフトがあれば削除してASCII文字に替えて試してくださいというアドバイスをしているそうだ。
実はバンドルの中身が非ASCII文字を使っている
調査を進めるうちに共有ポイントTimemachineの中身がMacMini M2のバックアップになっており非ASCII文字である事がわかった。これはシステムが自動的につけている名前である。

これをASCII文字に変えるとバックアップが進み始める。


しばらく使っていると通信が途絶える
しかしながらしばらく使っていると通信が途絶える。アップルのサポートと一緒に確認したところ(赤い矢印はアップルサポートが監視をしている)見えていたイメージが消えてしまう。


この時点でバックアップが失敗してしまうようだ。つまり非ASCII文字以外の問題もなにか起きている可能性が高い。

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