このエントリーでは後悔しないIoT家電の設定方法を徹底ガイドする。気がつけば、スマート家電、スマートスピーカー、ストリーミング機器、エアコン、プリンターなど増えてきているのではないだろうか。
- 広い家をカバーできるように電波の死角をなくせるメッシュWi-Fiを選ぶのがオススメ
- ただし古いIoT製品が混じっている場合にはメーカー選びに注意が必要
- 手間を掛けていいならIoT家電のために安いルーターを追加するのも選択肢だ
目次
古いIoT製品を多数使っている場合にはBuffloがオススメ
IoT家電は気がつくと数が増えていることが多い。このためメッシュWi-Fiを使って拡張ができるようにしておいたほうがいい。メッシュWi-Fiは複数のルーターで1つのSSIDを使い回せる仕組みだ。しかしながら、ここで古いIoT家電が入っている場合には注意が必要だ。2.4Ghzと5GhzのSSIDを分ける必要がある。意外とこれに対応しているメーカーが少ない。リサーチしたところBuffaloの製品が該当するようだ。
メッシュネットワークを構築しつつバンドステアリングをオフにすることでメッシュを維持したまま2.4Ghz帯を独立させることができる。BuffaloはEasyMeshと呼ばれるメッシュネットワークのオープン規格を採用しているので拡張性に優れている。
SHARP家電との相性も良い
SHARP家電はBuffaloのAirStation Connectと自社製品を一括で管理できるアプリを作っている。Sharp製品で揃えるつもりならばこれを選ぶのが良いかもしれない。つまりSHARPはEasy Mechを使ってシステムを構築していることになる。
チェックリスト
Bufflowを選びたい局面
- 2015年以前に発売された古いスマート家電がある
- SHARP製品で揃えている
- ネットワークカメラ、スマートリモコン(Nature Remo、eRemote miniなど)を使用
- エアコンのWi-Fi機能など、2.4GHz専用のIoT機器が複数ある
- 自分で周波数帯を選択したい
Google Nest, Amazon eeroなどを使いたい局面
- 2020年以降に購入した新しいIoT機器、スマートスピーカー、ストリーミング機器のみ
- デバイスがすべて2.4GHz/5GHz両対応
- 設定の簡便性を最重視
- ネットワークの細かい制御は不要
セキュリティを万全にするために
セキュリティを万全にしたい場合にはゲストネットワークを使ってPCやスマホ用のメインネットワークと分けて運用するという方法が考えられる。しかしパスワードの設定を推測されにくいものにしたり暗号化を適切に選べばリスクはかなり減らせるだろう。
- 初期パスワードは絶対に使わず自分で設定する。
- Wi-FiセキュリティはWPA3かWPA2を使う。旧式のWEPやWPAは「使用禁止」と思ったほうがいい。
- SSIDに住所や個人名を含めない。パスワードも推測が難しいものを使おう。
- ルーターのファームウェアは自動更新できるものが望ましい。
信じられない話だがネットワークカメラの中にはパスワード設定していないものが多くあるそうだ。高齢の親の見守りなどでカメラを設置している人などはきちんとパスワード設定ができてるかを確認しよう。
どうしても既存のネットワークを利用したい場合には
どうしても既存のネットワークを使いたい場合には、2.4Ghz帯用に新しいルーターを買ってきてブリッジモードで拡張するというやり方がある。この場合には部屋ごとにSSIDを分けるなどやや運用が複雑になる。一方で拡張するルーターは旧式のものでも構わない。つまり中古ショップで購入してきても良いわけだ。
理想を言えばメーカーや規格を統一するとよいのだが……
例えば次のように最初からメーカーを統一すれば使用するアプリは1つで済む。また問い合わせ先も統一できる。
- Amazon Alexa対応製品:音声操作中心、豊富な対応機器
- Google Home対応製品:検索連携、Androidとの親和性
- Apple HomeKit対応製品:プライバシー重視、Apple製品との統合
またSHAPR製品で揃えるなら問い合わせはSHARPにすればいい。
IoT家電化されていない家電を音声で操作できるSwitchbotスマートリモコン
しかしながら、やはりスマートプラグやスマートリモコンなどを別途購入したくなったり(Switchbotが豊富な製品群を展開している)する。結果的にメーカーはバラバラになると考えたほうがいいのかもしれない。Switchbot製品を使うとIoT対応していない家電の赤外線リモコンが管理できるので準IoT家電のように使える。

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