観葉植物を育てる動機の一つに「運をあげたい」というものがある。植物のいいところはわざわざ高価な植物を買わなくても簡単に金運対策ができるという点である。有名ショップで買った観葉植物もダイソーで買った観葉植物も種類としては実は同じ物だったりする。
金運対策に重要なのは樹木の性質と方角を知ることである。
ただ、誰が育っててもうまく育てることができるものを枯らしてしまうとなんだか嫌な気持ちになる。運を育てるコツはあまり神経質にならないことと必要な栄養を与えることだ。
パキラ、ポトス。カポックなど上に伸びてゆく植物は陽の気(発展)を象徴している。一方でオリヅルランのように下に下がるものもある。こちらは陰の気を持っている。金運の上げ方は2つある。1つは発展を意味する植物を西に置くことだ。また人間関係を良くすることで出世運を上げるというやり方もある。
目次
パキラ(発財樹)
パキラが風水的に優れていることはよく知られている。理由は二つある。まずパキラはスクスクと伸びてゆく。成長が加速するという意味で「発財樹」と呼ばれる。次にパキラは剣のような「陽の気を象徴する」葉っぱの形が縁起がいい。邪気を払い環境を清浄にするという意味合いがあるのだ。このため嫌な人間関係なぎはらってくれるのだ。
西側に置くと金運が良くなる
パキラは発財樹と呼ばれる。調子がいいと盛んに葉が出て上に伸びてくるからである。発財という言葉は嘘ではなく調子が良ければかなり大きく育つ。金運を高めたければ西側に置くと良い。西側は蓄財を意味する方角(実りの秋と関係がありシンボルカラーは黄色)なのでこの面での発展が望める。このためパキラは出来るだけ大きく出来るだけ葉っぱが多い方がいい。
また挿木を作るのも簡単である。文字通り「株が増えてゆく」のである。これもまた縁起がいい。
北西に置くと人間関係に良い影響が
北西にパキラを置くと人間関係にいい影響があると言われている。人間関係と言っても友達が多くなるという意味ではなく職場での人間関係がうまく進むという意味である。つまり出世に関係しているとされる。
南に置くと才能が伸びる
組織で働く人は人間関係が出世の鍵になるのだがフリーランスの人は才能で頭角を表したいと考えるはずだ。この場合は才能を司るとされる南側に観葉植物を置くといい。
デスクトップにおける小さなパキラが良い。幸いなことにパキラは挿木が簡単なので挿木で育てるといいだろう。机に土を持ち込みたくない人はセラミスを使った挿木を作るといいだろう。
葉っぱが黄色くなると心配になる人がいるが再び成長を始める準備なので心配しなくてもいい。
ただし、ダイソーで売られているパキラは根がうまく育っていないものが多く根の状態を知らずに育てると枯れることがある。植え替えは必須である。
パキラを枯らしてしまう人
パキラは金運や人間関係に良いのだがこれを枯らしてしまう場合どのようなことが考えられるのだろうか。
パキラの状態を知らない
まずパキラの状態を知らないでパキラを育てると大抵は水のやりすぎで枯れてしまう。これはお金や人間関係に共通している。人間関係について研究しないで人と付き合えば嫌われる可能性が高い。またお金について知らなければお金を貯めることは難しいだろう。
パキラをかまいすぎてしまう
パキラはうまく扱えば10年20年の単位で維持できる。だが水をやりすぎてしまうことで枯れてしまうことがある。これは人間関係にも通じる。
観葉植物が幸運を招くのには理由がある。植物の状態を知ったうえで焦らずにきちんと育てればその期待に応えてくれるのだ。
ポトス
ポトスは蔓性の植物で上に伸びてゆくのが縁起がいいとされている。これも発展に注目している。しかしながらダイソーのポトスをそのまま育てていると単にダラダラと伸びてゆくだけであまり縁起が良くなりそうにない。お手軽な材料でポトスタワーを作ってみた。実はポトスは大きな木にしがみつき上に伸びてゆくという性質がある。
カポック
カポックの語源はインドネシア語のKAPUKだそうだが英語のKAPOKの方がよく知られている。風水的な使い方はパキラと同じだ。パキラは剣先の様な葉っぱが邪気を払うという効果が期待できるが、カポックは葉っぱが丸い。人間関係を円満に保ちたいという人はカポックの方がいいのかもしれない。
カポックは挿木も簡単なので小さな挿木を作って運気が滞りそうなところに置いておくのもいいかもしれない。さすがに全く日が当たらない窓のないトイレなどに置くのはお勧めできないのだがかなり暗い場所でも枯れにくい。
5月ごろに成長しているところをとってしばらく水に挿しておくと容易に発根する。台所に置きたい場合にはセラミスのような人工用土を使いプロミックで置き肥をすると良いだろう。ちょっとしたグリーンインテリアに使うくらいならセラミスは少量のものを買えばいいと思う。
オリヅルラン
オリヅルランの風水的機能はこれまでの観葉植物とは違っている。陽の気ではなく陰の気を持っているとされるのだそうだ。なんとなく「陰気」というと悪いことのように思えるのだがそうではない。例えばごちゃごちゃした人間関係に悩んでいる人は「この状態を落ち着かせたい」と考えるはずだ。つまり人間関係を司る方角におくといいだろう。
人間関係と言ってもさまざまなものがある。例えば仕事関係の人間関係であれば北西であり恋愛関係であれば南東ということになる。
例えばお金が出ていって困るという人がいる。この場合は南の気が発展的になりすぎているか北が淀んでいるといえるだろう。例えば財布は北の落ち着いたところで休ませるのがいいとされている。この時に気の乱れを落ち着かせる機能のあるオリヅルランが使える。比較的暗い場所でもうまく育つのも好都合だ。
オリヅルランは大抵の場所で育つため置き場にこだわるよりは手元に置いて気持ちを落ち着かせるために使った方がいいかもしれない。陽の気をまとった観葉植物を置きすぎると陽の木が強くなりすぎて人間の活気を吸い取ってしまうなどと言われる。寝室など落ち着きたい場所には陰の気をまとった植物の方がいい場合もあるのだ。
またオリヅルランはランナーで増えてゆく性質がある。当然のことながらこれは「子孫繁栄」を象徴すると言われることがある。この子株をセラミスなどに入れてデスク周りにおくと気持ちを落ち着ける効果がある。
またセラミスの色が薄くなったら時々水を入れればいいだけなので小さなコップなどのガラス容器でも気軽に育てられるのが魅力だ。ただし一度植えたらあまり気にしない方がいいようだ。小さい株を色々触っているといつの間にか枯れていることがある。
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