2023年の秋と2024年の夏にグッピーが大量死した。2024年の夏には気温が30度を超えた頃に突然水が白濁を起こした。この時からグッピーが死に始め最終的には1匹だけになってしまった。このため3匹を再導入して再度立ち上げを行う。

水質改良に準備するもの
アクアリウム用試験紙:1000円弱のノーブランドから有名なテトラ社の製品までラインアップは豊富。今回は999円のノーブランド品を選んだが、テトラ社の製品はスマホの測定アプリを使うことができる。
牡蠣殻:今回は何も考えずに一番安いものを買ってきたが小型のフィルターに入らなかった。できれば「小袋」と書かれたものを買った方がいいようだ。
バクテリア追加剤:GEXとコトブキが両巨頭だが実は濃度に違いがある。これがわからずに今回は安いコトブキのものを買ってきた。アンモニアを亜硝酸塩・硝酸塩に転換するまでを担当する。
テトラ水のリサイクル:こちらは硝酸塩を窒素に変える働きがあるとされている。
を使うことにする。

水槽の容量と作戦
- 熱帯魚水槽:21.85ℓ = 38cm*25cm*23cm:硝酸塩が落ち着くまで毎日水替えを行い、適宜バクテリアを追加する。毎日1/3の水替えを3回行ったところ硝酸(HNO₃)の値が規定値上限まで落下した。
- メダカ水槽:18.375ℓ = 35 * 25 * 21cm:水替えをせず最初のみバクテリアを入れ、あとはリサイクル剤(硝酸塩を窒素に転換するとされるもの)を使う。
反省
きっかけは水質検査だった。これまでは替えた水だけを見ていたのだが、ふと水道水に入れてみた。pHが6.8でCarbonate(炭酸塩濃度)が80㎎/Lを示している。炭酸塩はバクテリアがアンモニアを分解すると硝酸(HNO₃)が生成され炭酸塩が中和されて消費されるのだそうだ。この水槽の底砂は2007年ごろから変えていないので炭酸塩分はおそらくもう残っていないのだろう。外から足すためには牡蠣殻などを加えると良いそうだ。また地域(千葉市)の水はもともと硬度(GH)がとても高いが水槽の水はそれよりも高くなっていることがわかる。水も酸化している。蠣殻のパッケージには水のアルカリ度を上げると書かれている。

このデータをChatGPTに入れたところ「とりあえずKHを上げバクテリアを追加しろ」と指示があったのでとりあえずやってみることにした。また硝酸塩(NO₃)はまだ高めなので水替えを頻繁にすべきとのこと。
pHクラッシュ
炭酸塩がなくなると緩衝作用が亡くなるのでpHが急激に変化する可能性があるそうだ。こうなるとバクテリアが死滅してしまう場合もあるという。

熱帯魚水槽にはバクテリアを入れ、メダカ水槽にはバクテリアとテトラの「水リサイクル剤」を入れた。水リサイクル剤にはバクテリアは含まれておらず「バクテリアを増やす働き」があるそうだが「効果が分かりにくい」というレビューも多い。
水替えテスト
まずは水替えの影響を調べてみることにした。結論から言えば水槽の水を全て取り替える(急激にやると影響が出そうなので3日に分けて実施した)と硝酸塩(NO₃)の値が下がり、pHもやや回復したので「サボらずに水替えをやる」のが最も効果的な対策なのかもしれないと感じた。



これまでの履歴
2023年の秋にグッピーが死に始めたので腹が大きくなっている雌のグッピーを1匹導入。これが順調に子供を産んだため一安心した。
順調に育っていたが春先になぜか水槽をあまり日の当たらないところに置いた。気温が30度を超えたところで水槽のフィルターを水洗いしたところ、水槽が白濁。結果、どういうわけかグッピーが死に始め8月に群れが崩壊した。
ここで8月中旬にグッピーを3匹再導入して再チャレンジすることにした。水質検査のために試験紙を買ったのですが使い方がよくわからなかった。
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