今更ながらEOS Kiss Digital X4を入手した。本体価格6,000円だった。ジャンク理由はチャージャーがないことだった。こういうものは買わないことにしているのだがジャンク箱の中に専用のチャージャーが入っていた。「これはラッキーなのではないか」と1日考えた挙句購入したのだが、もしかしたらハードオフの人のまんまとやられたのかもしれない。まあ宝探し的な楽しさはあった。
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- これまでのEOS Kiss Digital用の資産が全て使える。
- Macに接続してライブ撮影ができる。静止画だけでなくムービーの撮影ができるのでちゃんとセッティングすればPC用のカメラになる。
- 液晶が大きくて見やすい
EOS Kiss Digitalの資産が全て使える
これまでEOS Kiss DigitalとEOS D10を持っていた。標準・望遠・単焦点(F1.8) を持っているのだがこれがそのまま使える。
ジャンクの中からコツコツと選んだものなのでこれが使えるのは嬉しい。
ちなみに電池とチャージャーは全く違うものを使う。またEOS Kiss X4はSD系のメモリカードを使う。
ライブ撮影ができる
実はEOS Kiss Digitalが出た当時にはリモート撮影は別のアプリケーションが担っていた。
このアプリはOS 10.6以降では使えなかった。そして、EOS Utilityでは取り込みはできるがリモート撮影には対応していなかったのである。
中でもムービーの撮影にも使えるのは便利そうだった。ムービーは一度カメラ側のSDカードに保存しておいてパソコンに転送する形になるのだがホームスタジオを作って上がりを確認しながら撮影できるのは便利そうである。
EOS Kiss DigitalはUSB1.1対応だったのでファイルの取り込みに時間がかかっていたのだがあっという間に転送できるようになった。USB2.0対応がこんなに便利なものだとは思わなかった。
ものすごく感動しているのだが……
おそらくこれまでが不便過ぎたのである。
液晶が大きくて見やすい
実際に撮影してみて思ったのは液晶画面が大きいということだった。単焦点レンズはフォーカスがシビアなので撮影に失敗することが多い。だがこれまでは液晶が小さすぎてその場で確認するなどということはとてもできなかった。
EOS Kiss DigitalとEOS D10はかなり大きさが違っているのだが実は性能にそれほど違いはない。EOS Kiss DigitalとEOS Kiss X4の重さは実は560gと530gということであまり違いはない。
裏から見るとEOS Kiss X4は3.0型の液晶モニターを備えている。これくらいの大きさがあればその場で確認ができる。細かい点をいうとUSBが1.1から2.0になったり、ムービーが撮影できるなど2003年と2010年の7年で使い勝手が全く違うことが実感できる。
ピント性能が悪いのはご愛嬌か……
ところが問題もあった。SONYのα100でセルフタイマー撮影するとかなりの確率で成功してくれるのだが、EOS系はこれが全くダメだった。ピントをマニュアルで会わせておいてそこに収まるしかないようだ。
ジャンクチェックの時に思ったこと
実はジャンクチェックの時に「ホワイトバランスがおかしいなあ」と思っていた。ダメ元で買ったのだがどうも青の出方がおかしいようである。後で調べたのだがホワイトバランスの設定ができるようになったようである。このホワイトバランスがどういうわけかかなりずれていた。EOS Kiss Digitalにそんな設定はないのでまさかホワイトバランスが問題だとは全く思わなかった。
ジャンクカメラは本当にセンサーがおかしいことがたまにあるのでこの辺りのことを知らないと「不良品」と考えて買わない人もいたのかもしれない。
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