Dolby Atmos対応のサウンドバーを買うと「どれくらいの性能が出せるのか」を試したくなる。このときにHDMI接続ができるWindows10かWindows11のPCを持っていると無料でテスト運転ができる。
- まずDolby Accessをダウンロードする。
 - Dolby Accessを開くとヘッドフォンを使ってDolby Atmosを使うかと聞かれる。1,650円の利用料が必要だ。サウンドバーを持っている場合は一度アプリケーションを抜ける。
 - Windowsボタンを押し、設定からシステムを選ぶ。
 - この段階でHDMI端子にサウンドバーを接続しサウンドバーのスイッチを入れる。サウンドバーは最低1つのHDMI入出力端子を持っている必要がある。サウンドバーが認識されるが出力名はディスプレイになる。よく覚えておこう。
 - デバイスのプロパティをDolby Atmos for Home Theaterにする。
 - [サウンドデバイスの管理]を選び出力デバイスをテストする。音が出ればOKだ。
 - ここで[設定]を選択しても「ヘッドフォンを使う」という選択肢が出くるだけだ。
 - しばらく待っているとサウンドバーが認識され「アプリケーションをアップデートしますか?」と聞かれる。これで設定とデモコンテンツにアクセスできるようになる。ただ設定はアップミックスをするかというものしかなくあまり意味はなさそうだ。どうやらサウンドバー側でDolbyにライセンス料金を払っているようである。
 - インターネットのガイドの中にはVLCをダウンロードし設定するというやり方を推奨しているものもあるが、これはアプリのデモコンテンツと同じものだ。デモファイルがダウンロードできるサイトもあり、ここからファイルをダウンロードするとWindowsの標準メディアプレイヤーを使ってもDolby Atmosファイルが認識される。
 
デモコンテンツの中7.1.4 チャンネルチェックを流すとどれくらいの高さに対応しているかがわかる。手持ちのDHT-S217はあくまでもバーチャルAtmosなどであまり高さの感覚は得られないようだ。信号自体は青になったので認識はされているようである。

ちなみにMacにはDolby Accessソフトウェアがなく同じ様なテストをすることはできないようだ。
また、テストができたとしてもDolby Atmosコンテンツがないという問題がある。現在Windows版のストリーミングサービスでAtmos対応しているのはNetflixだけのようである。しかもプレミアムプランを選択しなければDolby Atmosを利用できず、なおかつ設定にかなり苦労したというコンテンツが多く見受けられる。
Windows版のAppleMusicはロスレスオーディオには対応しているがDolby Atmos対応はしていない。最も手っ取り早いのはiPhoneと特定のAirpodsの組み合わせで楽しむというものだ。

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