このところサウンドバーを2本買ってきて比較する記事を書いている。サウンドバーはYAMAHAのYAS-101とSONYのHT-CT380の2本である。特にSONYのHT-CT380はFireTVスティックと接続して5.1chを擬似的に楽しめるはずなのだが期待していたような音が出ているのかが確信できなかった。
ある日、サウンドバーの前で調整をしていたところ音が立体的に聞こえることがわかった。どうやら顔をサウンドバーに近づけるといい音がするらしい。そこで幅が90cmある机を引っ張り出してきてその上に置いてみた。ソファーを置いてそこでYouTubeを鑑賞したところきちんと立体音響になった。リアスピーカーが前に設置してあり耳の横にディフューザーで音を飛ばす仕組みになっている。だからスピーカーが斜め30度に設置してあるのだ。
そうこうしているうちにデスクにサウンドバーを設置するとさらに立体音響が楽しめることがわかった。イメージ図を展開すると赤のエリアだときちんと立体音響が楽しめる。
気のせいかと感じたのでFireTV Stickを直挿しした。Amazon Primeでドルビーデジタルプラスが表示されると成功だ。あとは月々600円支払うだけで1万タイトル程度の映画を見ることができる。たいてい5.1chに対応している。
画面が波打っているのはプロジェクターの大画面で映画を見ているからである。本当に簡単に映画館が作れる。
試しに「メッセージ」というSF映画を見てみた。言語学者が7本足の宇宙人とファーストコンタクトをして言語を覚えてゆくという話である。ヘリコプターがきちんと前から後ろに飛んでゆくシーンが再現されているためきちんと立体音響が実現していることがわかる。
これまでは「本当に立体なんだろうか?」と半信半疑だったのだが、サウンドバーには置き場所があることがわかった。立体音響が実現できるエリア(サービスエリアなどという操舵)は意外と限られている印象だが、おひとりさまおうち映画館を作るにはこれで十分である。
しかし、人によっては当然複数人で映画が楽しみたいと思う人もいるだろう。そういう人はどうしたらいいのか。第一の選択肢はブックシェルフ型のオーディオセットを購入することである。YHT-S351というセットを中古で買ってきた。前面だけでバーチャルサラウンドが作れ、スピーカーを足すと5.1chまで拡張できる。
これで幅を拡張できる。さらにリアスピーカーを追加すると音場を部屋全体に拡張することも可能だ。
サテライトスピーカー型のソリューションの方が断然いいように思えるのだが、実際にはサウンドバーの方が売れている。最近はDolby Atmos対応のものも出ている。お金をかけて家族分のシアターを作るニーズよりもおひとりさまおうち映画館の方が需要が高いのではないかと思う。
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