時間軸が複雑でよくわからないTENET(2020年)を見る

大画面で見たほうが楽しめそうだが音響は立体感がそこそこあれば楽しい。TENETはそんな感じの映画だ。オスカー受賞作品だそうだが複雑な上に2時間30分もある。時間があるときにじっくり楽しみたい。

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この映画を見るかどうかはかなり迷った。まず尺が長いことがわかっている上に、複雑な映画だということも何となく知っていたからだ。なぜ複雑化というとシーケンスごとに時間の流れにプラスとマイナスがあり、それが重層的に重なっている。全体がパズルのように組み合わされているので「これがわからないのは嫌だなあ」と思った。

結果的に「わからない」ことはそれほど苦にならない。キーワードになるのはなぜ主人公に名前がないのかという点とその主人公に仕事を依頼したのが誰かという点だ。

作品のキモは時間の逆転がパズルのように組み立てられているというものなので、音響や映像はあまり拘らなくても良さそうだ。iMac 2010にYAMAHAYS-101という組み合わせで見た。確証はないがDolby Prolicで適切に立体化されているのではないか思う。

後になって知ったのだが、この映画もクリストファー・ノーラン監督作品だったそうだ。オスカーは視覚効果賞。時間が逆転していて同じシーンが複数回出てくるのだが、これが破綻してしまうと映画がぶち壊しになってしまう。正の方向と負の方向に進む時間が同じ画面で出てくる。そしてそれが別の視点で映像的に語られるという仕上がりになっているため、視覚効果を作った人もパズルだっただろうなあと思う。例えば拳銃を撃つとガラス窓にある弾痕が消えたりする。

映画館で見た人は「あれは一体何だったのだろうか?」ともやもやとした気分になるかもしれないのだが、サブスクだと何回も見返して「ああ上手くできてるなあ」という鑑賞もできそう。

ストーリー上の難点は「なぜ悪役が世界を滅ぼそうとしているのか」が全くわからなかったこと。ただ、これを飲み込まないとそもそも事件が起こらない。


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